Caffe-terrace garden

Caffe-terrace garden

~自然農法を採り入れた農耕やガーデニングの奮闘記~

トマトの中でもミニトマトは比較的容易に栽培できます

育て方は様々ですが

現在では過度にストレスを与えて

極限環境で実を結ばせる方法もあるのだとか

 

そんなことをしなくても

自由奔放に育てるのが一番の方法だと思うのですが

つまり

充分愛情をかけてあげて「物扱い」対応をしないこと

自立したら放任しますが

環境適応と耐性が強くなるまでは制御(=手入れして導く)

これに尽きます

 

しかし、ある程度の手入れは必要とはいえ

誘引や摘心・・・心苦しいですが致し方ない

常に葛藤が付きまといます

 

写真は少々ピンボケですがミニトマトが実を付けました

 

品種はイエローペアという黄色?オレンジ?色のトマトです

形はナスを極小まで縮めたようなひょうたん型です。

 

果皮は薄く酸味と甘みが入り混じ水分が多い

勿論の栽培環境によって多少の変化は見られますが

糖度が上がればフルーツトマトといえるほどかも

 

トマトは概ね

背丈を超えるまではなるべく1本で仕立てるため

脇芽は常に摘み取りつつ

茎が比較的細く柔軟性があるので倒伏に注意します

 

 

株が常にふらつく状態は

人間でいう処の「酔った」状態に酷似し

開花率が極度に低下します。

ふらつきの防止を何らかの方法で設え

降られる状態が減るように真っすぐ誘引するといいですかね

 

つまり

根から主幹を通して流れる栄養の方向を

曲げず素直に通すイメージでいいです。

 

一番花が咲いたら摘果し

結実は一番花より上で結実するよう促します

 

茎が育つのに開花しない原因は色々ありますが

苗が幼い状態で一番花を残すと

結実にだけ栄養を注ぐ傾向があるので摘み取ります

 

別段、手を出さずに放任しても大丈夫です

花が萎れる場合が多く(虫培・他家受粉)

仮に受粉し実を付けても蔕が反り返っていいれば

若摘みしても大丈夫です

 

常温環境で赤く熟してきます

間違っても青いままの状態で食さないこと

毒性があるので食べると危ない

 

脇芽摘みが遅れ分岐枝になった場合は

それぞれをまっすぐ育つように誘引し都度芽欠き

生長点が限界に至ったところで摘心

側枝の生長に栄養が回るようにします。

 

摘心・脇芽取りのタイミングは

晴れの日を選ぶことで病害を回避できます

 

更に株間の空間は広く取り

葉が広がり互の通気や採光を阻害しそうなら

下葉を剪定して適宜環境を改善

 

水やりは気候と按配し

乾いていそうなら根元ではなく畝間潅水します

 

株元被覆は水分の蒸散を抑えられますが

厚く敷くと反対に通気・通水性が阻害され

蒸れると根腐れやその他の病気誘発の原因となりやすい

 

バジルなどコンパニオンプランツとの混植は

トマトの株間に一株程度で生長が先行するように

バジルの植え付けタイミングをずらすといいかも

 

バジルの開花が早く株が終る気配になる前に

側枝を伸ばして広く展開するように剪定

それでもなおトマトとの株間は

通気性を阻害しない程度に留めるといいかも

 

まとまった量の雨が降る前は水やりを控える

 

私になりの手当ては

苗を植え付けてから基本的に1本の仕立て

仮に手当てが遅れた場合分岐2本仕立て

2本分岐仕立ての分岐点は1番花序の直上に生えた芽

 

背丈を越えたら生長点を摘心

下から生えてくる側枝を曲げないように真上に伸ばす

仮に垂れた場合は地面に茎を着けて根付かせる

 

自然農法の環境では

放任に近い状態でよく育ち

よほど過度な手入れをしない限り病害の心配ないです

 

トマトは小さいハエや羽虫程度なら

茎には粘着性のあるひげがたくさん生えているので

一度絡まれば抜け出せず果てます。

結果

トマトの生長にとって細やかながらでも糧となります

※取り込まれるのではなく逃れられずに干からび落ちる

 

粘着性のある茎(茎に生えたひげ)は

トマト本来が持っている防衛本能で

固定種には顕著にあらわれる傾向かもしれません

 

トマトの茎を触って粘り気を感じるのがその証拠で、

「インセクトキラー」という二つ名を持っています