カリフォルニアでお茶の学び…
前半はこちら
後半は発酵茶について学び
テイスティング
それにに加えて
お茶の意識的消費についてと
お茶の効果効能そして
一番興味深かったのが・・・
どんなお茶を選ぶべきか?という
話でした^^
ここからはお茶が好きな方向けの
かなりマニアックな話になります〜w
たぶんこれはカリフォルニアで
生まれて育ったJenだからこその
内容の学びだったのかな〜とも
思います^^
お茶の世界の危険信号とは…?
①ティーバッグに入ったお茶は
お茶とバッグの両方から有害な化学物質に
さらされると言う点で環境に有害である事が多い
ティーバッグの材質に
よっては熱湯を注ぐことによって
有害な化学物質が溶け込むということと
ティーバッグの材質によっては
環境にもよくない(ごみが出る)
まさかティーバッグ発祥の国
アメリカでこのようなことを
学ぶなんて…!
講義の中では本当に良くない
ティーバッグ(アメリカのブランド)を
教えてくれたのですがなんと
日本でも販売されているオーガニック
ティーでした・・・
ティーバッグのお茶を購入する
場合にはバッグ自体の材質に気を配り
なるべく茶葉(リーフティー)で
頂く様にこころがけようとも思いました
やはりリーフティーが美味しいのも事実♡
レストランではほぼティーバッグ提供のアメリカ
アメリカでは食品のマイクロプラスチックの
混入について雑誌などで話題になっているのを
見かけるのでバッグの素材が問題視されるのも
わかる気がします
今後日本で話題になるのも時間の
問題だろうなぁと感じています
②社会的に不公正な農業慣行
お茶に限らず
アメリカではどこのメーカーも
フェアトレードなどの認証を取っている
ところが多いです
③土地での過剰生産は土壌を枯渇させ
風味・エネルギー・生態系を死滅させる
とにかく意識が高い人たちは
オーガニックのものを購入するのが
当たり前のカリフォルニア
お茶は嗜好品なのでスーパーの売り場を
見るとほとんどがorganicと書いてあります
冷凍食品までもがオーガニック
もはやオーガニックのもの以外は
売れないのでは?と思えるほど・・
しかしJenの講義では驚いたことに
なぜオーガニックだけでは不十分なのか?
オーガニックではなかったら何なのか?
と話が続きました
要はオーガニックと謳って
販売している大手メーカーは
たくさんあるけれど…
彼女が言う”Living Tea"とは・・
茶葉を見ればわかるとのこと
Living Teaはそのままの状態なので
風味香りエネルギーが優れている
そして多くの場合は何世代にもわたって
土地を耕作してきた小規模な家族
経営の茶園であること
通常は少量生産で土地と植物が
バランスを保つために収穫できる
量だけを生産している
具体的には・・・
・種子繁殖
・十分な生育スペース
・生物多様性
・農薬不使用
・人間との健全な関係
講義の中で彼女は
『お茶は人間と植物の対話であり
その対話が取引的で距離をおくものか
それとも愛と敬意に満ちたものかは
お茶の品質と精神性に大きく左右されます』と
話してくれていたのが印象的でした
ここアメリカに暮らしていると
本当に信じられないくらい土地が広大です
だからこそ彼女が言うLiving Teaに
とても価値があるんだとわかります
実際私もカリフォルニアに
引っ越してきた時に
オーガニックと書いてあるものを
何も疑わずに購入していたのですが
ある時から疑問を抱き
今はオーガニックでなくても
地元のファームが作っているものや
色や形がいきいきしているものを
選ぶようになりました
今思うと栃木県に住んでいた時に
農産物直売所や地元の農家さんが
曜日限定で販売してくれていた
農作物ってなんてエネルギーが
高いものだったのだろうって感じます
それはやはり日本という土地の
広さだったからこそ
出来たことだったとは
思うのですが・・・
そこに価値があるのだと思うのです
日本にしか出来ない事がたくさんあると
感じます
海外に住むとわかる日本の価値の
高さであったり素晴らしさを
改めて日本人の私たちが認識して
買い物という投票を通じて日本の
未来のためにも今自分が出来ることを
行動に移していかなくてはと
強く感じてます
…カリフォルニアでのお茶の
学びは改めて日本の農作物
全体を考える機会となりました♡