日本は年明け、スイスは2020年大晦日です。

 

リモート演奏の最後の動画が24日に出ていました。

 

 

世界で最初にバッハのカンタータを全曲録音した指揮者、といえばのこの人。ヘルムート・リリング。

古楽器オーケストラではないながら、1969年から初めて1985年には完了していたなんてすごい。

今でも古楽器はよっぽどのことがない限りやらないそうですが、何年か前にワイマールバッハカンタータアカデミーというサマーセミナーに参加した縁で、何度かリリング・バッハ・アンサンブルというお仕事もいただいたりしていたので、意気揚々と参加しました。(でも私はガット弦)


こちらは世界中からゆかりのある音楽家の任意参加で150本以上ビデオが来たそうで。

その中でもそこそこ大きく映してもらえてリリング氏と同じ枠に映ってるのはミーハー心にうれしいw

 

前記事のリモートバッハコラールは、クリスマスオラトリオ全編で最初に出てくるコラール。

そして今回は、全編で最後に出てくるコラール。

指揮者は、これからトーマスカントールになる人、と、往年のバッハ音楽巨匠。

全く違うオーガナイズながら因縁めいたものを感じますね。面白い。

 

この前、とある記事で見た「ドイツ語のzwischen den Jahrenはクリスマスと元旦の間を指す。だからもしドイツ人の友人が電話に出なくても彼らは2つの連続した「年度」の間にある”存在しないタイムスロット”で休暇を楽しんでいるだけだから気にするな!」というのがなんとも愛おしい、そんな年末です。