出身学校スコラが持っている演奏会シリーズでFAMBというのがあります。
学生の頃から縁あって1年目から(同じ楽器の人が極端に少ないこともあり)色々な滅多にないようなプログラムに加わらせてもらい、いい経験をたくさんさせてもらっていた演奏会シリーズです。しかし、最後の記憶は2、3年前になんだか嫌な感じで関わってしまい、それ以来。
そんなわけで、このたび卒業して初めて外部団体として舞い戻ってまいりました。ああよかった。
しかーし
VorTastenと名前のついたこのプログラム、モーツァルトのピアノ協奏曲(もちろんフォルテピアノで。)、そしてCPEバッハのチェンバロとピアノの協奏曲、に加えてなんと新作初演のチェンバロ協奏曲。
譜面を見て、「?」
てっきり様式感は古くて現代のアイディアで書いたものが来ると思っていたんですけどね。(スコラにはそういう最終的に「新しい古楽」の作曲で成果を表すテオリーのクラスがあるので。)
全然そんなことはなかったです。
譜面見た感じも、リハした感じも完全にタンゴでした。
ちょっとびっくりしたけれど、5年前くらいにバロックハープの友人が「ピアソラの四季やりたい!」とか言い出して、結局バンドネオンパートがハープ(音のびない)、ピアノがオルガン(音伸びる)、ギター(バロックではない)、ヴァイオリン、コントラバス(そのまま)という編成で全曲演奏したので・・・そのときの事をなんだか思い出してました。というのも、そのときよりは、しっくり来たので。バスのパートだけを見ても全く技術的にも音響的にもコントラバスに優しいし効果的な使い方をしてくれていてなんとも。あとで聞いたら娘がバス奏者だとか。
1楽章は無調っぽいフーガを含むなんとなく新古典ぽい感じ、2楽章はチェンバロ・オーボエ・フルートのトリオソナタ(のイメージ:作曲家談)と弦の不規則な伴奏)、3楽章はネオタンゴ。作曲家も、指揮者も、チェンバロ奏者もアルゼンチン出身(元学長の仲間たち)でした。だからか!
こういう「バロックオーケストラ」の仕事としてちゃんと黒黒の衣装を着て「教会」で「古楽の演奏会シリーズ」などといういっぱいラベルが貼ってあると、一体どんなテンションで弾けばいいのか自問自答していましたが、結局最後は曲が世話してくれるままに ノ リ ノ リ で弾いてきました。ベースラインを持っているわけだし、スウィングしなきゃ誰もノれない!できればライブハウスでやりたかったかも?

Ven 27 NOV 2015 20h30 PORRENTRUY, Eglise St-Pierre
Sam 28 NOV 2015 19h30 BASEL, Leonhardskirche
PROGRAMME
W.A. MOZART Concerto pour piano Nr.6 K 238
C.Ph.E. BACH Double concerto pour pianoforte et clavecin, H. 479
P. ORTIZ Peripheral Modernity (Création mondiale)
Laia MASRAMON Fortepiano
Pablo KORNFELD Clavecin
CAPRICCIO Barockorchester Basel
Facundo AGUDIN Direction
学生の頃から縁あって1年目から(同じ楽器の人が極端に少ないこともあり)色々な滅多にないようなプログラムに加わらせてもらい、いい経験をたくさんさせてもらっていた演奏会シリーズです。しかし、最後の記憶は2、3年前になんだか嫌な感じで関わってしまい、それ以来。
そんなわけで、このたび卒業して初めて外部団体として舞い戻ってまいりました。ああよかった。
しかーし
VorTastenと名前のついたこのプログラム、モーツァルトのピアノ協奏曲(もちろんフォルテピアノで。)、そしてCPEバッハのチェンバロとピアノの協奏曲、に加えてなんと新作初演のチェンバロ協奏曲。
譜面を見て、「?」
てっきり様式感は古くて現代のアイディアで書いたものが来ると思っていたんですけどね。(スコラにはそういう最終的に「新しい古楽」の作曲で成果を表すテオリーのクラスがあるので。)
全然そんなことはなかったです。
譜面見た感じも、リハした感じも完全にタンゴでした。
ちょっとびっくりしたけれど、5年前くらいにバロックハープの友人が「ピアソラの四季やりたい!」とか言い出して、結局バンドネオンパートがハープ(音のびない)、ピアノがオルガン(音伸びる)、ギター(バロックではない)、ヴァイオリン、コントラバス(そのまま)という編成で全曲演奏したので・・・そのときの事をなんだか思い出してました。というのも、そのときよりは、しっくり来たので。バスのパートだけを見ても全く技術的にも音響的にもコントラバスに優しいし効果的な使い方をしてくれていてなんとも。あとで聞いたら娘がバス奏者だとか。
1楽章は無調っぽいフーガを含むなんとなく新古典ぽい感じ、2楽章はチェンバロ・オーボエ・フルートのトリオソナタ(のイメージ:作曲家談)と弦の不規則な伴奏)、3楽章はネオタンゴ。作曲家も、指揮者も、チェンバロ奏者もアルゼンチン出身(元学長の仲間たち)でした。だからか!
こういう「バロックオーケストラ」の仕事としてちゃんと黒黒の衣装を着て「教会」で「古楽の演奏会シリーズ」などといういっぱいラベルが貼ってあると、一体どんなテンションで弾けばいいのか自問自答していましたが、結局最後は曲が世話してくれるままに ノ リ ノ リ で弾いてきました。ベースラインを持っているわけだし、スウィングしなきゃ誰もノれない!できればライブハウスでやりたかったかも?

Ven 27 NOV 2015 20h30 PORRENTRUY, Eglise St-Pierre
Sam 28 NOV 2015 19h30 BASEL, Leonhardskirche
PROGRAMME
W.A. MOZART Concerto pour piano Nr.6 K 238
C.Ph.E. BACH Double concerto pour pianoforte et clavecin, H. 479
P. ORTIZ Peripheral Modernity (Création mondiale)
Laia MASRAMON Fortepiano
Pablo KORNFELD Clavecin
CAPRICCIO Barockorchester Basel
Facundo AGUDIN Direction