さて二日目

朝からリハ。
そして専属のシェフさんが今日のランチも作ってくれる。フランスなのでもちろんワインも出る。そしてチーズも出る。


カマンベールでかー!

そして車3台に11人と楽器一式分乗して近郊の街サロンSalonへ。
(私はまさかサロンが街の名前だと思っていなかったので余裕こいていたら意外に時間なかった)


演奏会はこちら~
この頃にはすでに「車乗ると寝ちゃう人」のレッテルが(笑)



そうそう、ストライキのため楽器が持ってこれなかったのでこちらで借りてました。
なんでもオーナーが二年前に半身不随になってから弾けなくなっていたので快く貸してくれたそうな。二年ぶりに音を出すのだとか。



城をバックに打ち上げ。
こちらの巨匠(スコラのナチュラルトランペット教授)にビール片手にめっちゃ構っていただきました。
「シンプルな質問なのですが、なんであなたのように吹ける人はいないのでしょう」
「ただ時間がかかるんだよ、うん」
巨匠は巨匠であった。
そのあとは延々とオリジナル楽器と日本について語っていた。周りの歌手ポカーン

今回は、本当に最初から最後まで彼のとなりで弾けたのが嬉しかった。
進化の過程で失われた音色。音色を犠牲にするしかなかったほどの技巧の難しさ。それを飛び越えて音楽すること!それが可能であること!全然外さない。歌手より綺麗なメッサディヴォーチェ。コロラトゥーラみたいな細かい音符。
期間中、リハの合間も、本番前も、ずっと誰よりもミュートで練習してるし。インプロで、オーボエアリアに対旋律付けてるし。そんなこと可能なンすね。
なんかほんとプロである、ということを見せつけられて背筋の延びる思いでありました。

ずっと聞いていた人と、共演できるこの環境プライスレス