久しぶりに現代曲の本番でした。
前にチューリッヒでやった現代曲プロジェクトの中の一曲(Trp, Trb, Hrn, Fl, Cl, Fg, Kb)の再演です。
まあ、その一曲だけの出番だったので、バーゼルを13時に出発して、電車を乗り継ぎ2時間15分・・・15時半に到着してリハ→17時から本番→17時10分には出番終了→17時40分の電車でロマンスホルンをあとにして、20時に帰宅・・・・5時間の移動時間に対して実労働時間は30分、というなんとも言えない本番になりましたw
まあ、いいか。
ついでに、昨日はひょんなことからバーゼル→チューリヒ空港まで一時間半→再びバーゼルまで一時間半→今度はリハのためチューリヒまで一時間→バーゼルに一時間かけて帰宅。同じようなルートを二往復、計5時間。
道中はもちろんドラクエ三昧。そりゃあ、すすみますよ。
今日はDSの電池が切れてからはあまりに空いている車内で靴脱いで寝転んで爆睡していたら到着!終点ってやつは楽ですねえ。ロマンスホルンもバーゼルもドイツと接しているからスイス的には本当にはじっこなのです。
ロマンスホルンといえば、ドイツと接するボーデン湖のほとりのスイスの町。
ボーデン湖といえば、去年の4月のマタイを弾いた、同じくボーデン湖のほとりのドイツの町コンスタンツを思い出します。
あのマタイ受難曲は、私にとって記念すべき初マタイだったし、はじめてチェンバロのエラムと共演した場でもあったし(そのとき初めて認知して、いまやめっちゃ追っかけ)、練習後の石畳ダッシュやら、本番の事故やら、バーゼル組での車中の会話やら、休憩時間の散歩やら、会場のオルガンやら、色々今でも印象深かった本番であります。
大勢の中のひとりだったし、本来はそんなに色々起こっていてもたいしたことなさそうなものですが、あの日から何かちょっとずつ変わっていった気が。
あれからまだ一年なのかあ・・・
そんなことを、ちょっと寂れた感じの丘から湖の景色を眺め思っていました。