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Sonntag, 21. Marz 2010, 16.00Uhr, Grossersaal

L'Histoire du Soldat


Musik: Igor Stravinskij(1882-1971)
Text: Charles-Ferdinand Ramuz(1878-1947)
[in der deutschen Uebersetzung von Mani Matter(1936-1972)]

Leitung: David LeClair

Regie&Choreographie: Regina Heer und Norbert Steinwarz(Ausstattung: Marianna Meyer)

Studierende der Kammermusikklasse David LeClair
M.Strelbitska(Vn), L.Cornemillot(Kb), P.B.Hernandez(Kl), M.C.Ribes(Fg), M.Hood(Hr), M.Mogi(Trb), V.B.Suarez(Per)

B.Schingnitz(Vorleserin), E.Heitz(Soldat), L.Kiepenheuer(Teufel), D.Pickering(Prinzessin)



すいません、私この曲、自分のパートだけじゃなくて、台本含めてスコアほぼ丸暗記なんですよね。
だからわかっちゃうんだな、難しいところも、もちろん崩壊しまくっていたことも・・・wこの曲にしてこんな客、嫌だよね~。



楽器は舞台の上手に配置。前列Vn,Kl,Fg、後列にKb,Trp,Trb、その後ろにPer。絶対Kbを前に出してKlを後ろにしたほうがバランスよかったと思うんだけどなあ。

語り手は男装の女性。ト音記号のネクタイが妙にコミカル。
悪魔が細身の女性!私にとっては女性悪魔は初。なんだかそんなに凄みはなくてヴァイオリンもすぐ奪還できそうな「小悪魔」風だったし、ラップ調の悪魔の歌も軽めだったけれど、最後の音楽に操られる悪魔のダンスが超超超よかった!

お姫様も見せ場(というかで番)はほぼ最後の3ダンスくらいだけど、目覚めからどんどん回復していくにしたがって面白い踊りになってきてどうしようかと思ったw
兵士は別に殆ど喋らないし踊りもしないし、役的にも非常にどんくさくて人間くさいのだけど、演技慣れあまりしてないかんじがぴったりだった。


今回演出で、舞台下手に赤い玉が10個そろばんみたいに左右に動かせる装置があって、それで今兵士に分があるか悪魔に部があるかを示していた。
最後の最後で兵士が誘惑にまけて悪魔の罠にかかるシーン、激しい音楽に乗せてゆっくりと悪魔に全身を布でぐるぐる巻きにされて蹴り倒されて足蹴にされて!!!
もちろん赤だまは一気に9個悪魔側へ。
なんておそろしい演出なんだーーーーー!!!一気にぞっとしてしまった。
しかもそうやってみると、兵士を村へいざなったお姫様の衣装も悪魔とほぼ色違い。
そういうことか!!!!!!みたいな。


最初は長く感じたけどやっぱり最後のジェットコースター感で満足です。

ま、語りも悪魔も本当は男性がいいけどね。あと、台本は日本語版多和田台本が最高です。
しかし、ドイツ語のいい勉強になった。