13年ほど前、韓国駐在時代にTVの日本語放送チャネルでやっているのを観てからのファン。

散発的に観ていたので、たくさんあるシリーズのどの話を観たか、観てないかは定かではない。

ジャパニーズホラー数あれど、MATTがほんとに怖いと思うのは、「トリハダ」シリーズと「リング」、そして黒沢清監督の作品だけである。

 

トリハダにはトリハダ五箇条があるらしい。

 

幽霊は出ない
 上記の通り幽霊による恐怖は無く、人間が持つ狂気などがメインとなっている。
超常現象は起きない
 こちらも前述の通り、科学では説明できない現象などは発生しない。
音楽で恐怖を煽らない
 基本的にBGMは無く、生音のみで構成されている(ただし、一時的に無音になることはある)。
過度な演出はしない
 大きな演出などはなく、ナチュラルな演出方法がとられている。
日常から逸脱しない
 パラレルワールド物やSFなどで現実が逸脱しておらず、日常の中で誰にでも起こりうる話を扱っている。

 

これらの条件は確かにトリハダの個性であり、面白さのレシピそのものだ。

まあ、観てみるのが一番早いだろう。日常に潜む邪悪な意識こそ本当の恐怖だと知らされる。

 

劇場版はもしかすると観るのは2回目かもしれない。なんとなく記憶に残っていた。

谷村美月は、トリハダシリーズに欠かせないキャラクターだ。このドラマのイメージがあまりに強すぎて、他の作品に出ていても、ついどこかで殺されてしまうのではないか、、、と心配してしまう 笑

それはさておき、ドラマは谷村美月の演技力で持っている部分もある。多彩な表情で恐怖を表現できる彼女の存在は大きい。

 

谷村美月。凛とした美しい顔が恐怖に歪む瞬間が、トリハダの見どころでもある。

 

劇場版の出演者では、木南晴夏、佐津川愛美、石橋杏奈もシリーズの常連だ。彼女らは谷村美月と同じく20代の頃にバンバン出ていた。みんな好きな女優さんというのもあるが、皆さん本当に恐怖の表現が上手い。

 

佐津川愛美の大きな丸い目が、絶望でいっぱいになる瞬間がとても良い。

 

木南晴夏は今回殺人者側。彼女の三白眼は悪魔的でもある。怖い。

 

石橋杏奈。一番若いだけあって、恐怖の表現はお姉さんたちには負けるが、美女キャラでそこはしっかりカバー。

 

そのほかには、古川雄輝、白羽ゆり、またこちらも常連の野間口徹、入来茉里(同じく常連の柄本時生と結婚)、そしてトリハダと言えばこの人、笹野鈴々音が存在感を見せつける。ほんと、この人怖い。

更に、なんと若かりし頃の後藤剛範が、ヤバい兄ちゃん役で出演。野間口徹を睨みつけてニヤリとする顔ですぐわかった。

 

監督は三木康一郎。2007年から始まったシリーズの監督はこの人。2014年公開の劇場版2を最後に続編は作られていない。これまでシリーズを彩ってきた数々の女優さんもみなベテランの域に入ってきた。

ここらで今活躍中の活きのいい若手女優さんを使って、新作を撮ってもらえないだろうか・・・・

個人的に、谷村美月の後継者は岸井ゆきのとかにやってもらいたい。なんとなくだが。