実家があった場所から東に歩いて数分、高速道路の下に昔あったのは「船場公設市場」。

子供の頃、母親とよくここに買い物に来ていた。

今はちょっとしたマーケットにになっているようだ。

 

覚えているのは乾物屋、豆腐屋さん(豆腐を袋に入れるシューター設備が好きだった)、そして揚げ物屋さん。コロッケやメンチカツと並んでミートコロッケという商品があり、これがお気に入りだった。結局その後どこに行ってもあのミートコロッケには出会えていない。

どうやって作っていたのか、レシピがあれば教えてほしいくらいに好きだったのだが、、、

 

更に東に進むと、そこは瀬戸物の卸をやっている商店が集まる通りがある。

MATTの友人も何人かここに住んでいた。

夏になるとせともの市というのをやっていて、祭りの出店が出て賑やかだったが今ではどうだろうか。。。

 

更に東へ進むと座間神社がある。

子供の頃は「座間さん」と呼んでいた。

お寺のことを「お寺さん」と呼んだり、関西人はなにかにつけ「~さん、~ちゃん」をつけて呼ぶ。「飴ちゃん、食べ~」とか。

 

 

懐かしい思い出あるあるだが、MATTの記憶ではもっと境内が広かった。

それは子供の頃の記憶が、あいまいだからだろう。

カラダも小さく、大人になってからと空間感覚がずれてしまう、あれだ。

もっとも、神社内のレイアウトも少し変わっているようには見えた(大きな社務所ができていたりとか、、、)ので、実際に狭くなったのかもしれないが、もう40年も経っているしどうでもよいことだ。

 

神社の境内からは、伊藤忠商事の本社だったビルが見える。

現在は伊藤忠商事は大阪駅近くに本社移転したので、ここは別の企業が入っているはず。

築50年以上経っているのではないだろうか。

このビルの中にクリニックがたくさん入っていて、子供の頃母とよく歯医者や耳鼻科に来ていた。本当に懐かしい。。。

 

この日は異例の暑さで30分歩いただけでも汗が噴き出すほどだった。

ただ、もう帰ることもないかなと思っていた場所を少し探訪できたことで、暑さも疲れも少し吹き飛んだ気がする。