あかん、看板が見切れてしまっている。。。。
写っているのは伯母。
4月17日のお昼。
新大阪に降り立つのは19年ぶり。
それほど変わっていなくてホッとする。
4月から東京勤務になったので、モバイルSuicaデビューしておいてよかった。
大阪でも普通に使えるので楽だった。
御堂筋線に乗って本町で中央線に乗り換え阿波座で降りる。
しばらくぶりだが、当然迷うことなく目的地である父親の賃貸マンションにたどり着く。
父親のマンションは、高校時代のMATTの実家のすぐ近くだった。
先に来て待ってくれていた叔母と落ち合い、遺品の整理など済ますと長堀通の南にある斎場まで叔母が歩こうというので、徒歩で行くことにした。約20分の道程だ。
今年74歳というのにその元気さに驚く。
途中寄りたかった場所に行きたいと申し出て、撮った写真がこの細野ビルヂング。
高校時代、郵便局のバイトで配達区域内にあったこのビル。
当時から外観はかなりくたびれていて、極めつけは「グンヂルビ野細」という表記。
右から読まないと読めないそのデザインに、なんだこの古めかしいビルは、、、と思っていたが、最近になって歴史的価値のある建造物としった。
大阪に帰ったら寄ってみたいと思っていたが、こんな形で実現するとは、、、
MATTの故郷である大阪市西区は、細野ビルヂングのある長堀通をはじめとして、いつの間にかおしゃれスポットになっていた。
地下鉄の駅も豊富にあり、何とも住みやすい街だ。
こんな大都会のど真ん中に住んでいたとは。東京で言うと港区とか品川区とかそんなところだろうか。
確かに、30年前に宇都宮に赴任した時はえらい田舎に来てしまったと思ったが、それまで大阪市内と東京都内にしか住んだことのなかった23歳はそう感じても仕方ない。
今では都会暮らしになんら未練なく、喧噪から離れた場所に心の安寧を感じるようになった自分がいる。
時の流れを大いに感じた、久しぶりの大阪だった。