入社以来、約30年在籍した購買業務から離れることになる。

芳賀の研究所に通うのも今日が最期だった。

 

昨年11月の初旬、中国出張中に上司から打診の電話が。

4月から監査部異動の意向確認だった。

慣れ親しんだ購買部門への未練は多少あったものの、仕事自体に新鮮味を感じられなくなっていたMATT、異動を受け入れることにした。

 

今年1年は国内で監査業務を習得し、監査業務で中国駐在している同じ購買出身の方が2026年初旬に定年を迎え帰国するので、そのリプレイスで行ってほしいということだった。

正直、また駐在か。。。。と思ったが、目指す定年まであと4年。踏ん張ってみるかと。

 

職場は4月からは青山本社、その後本社建て替えに入るので5月以降は和光となる。

もう引っ越しはうんざりなので、頑張って新幹線通勤することに決めた。

55歳でまさか電車通勤を経験するとは思わなかった。

 

31日は有休を取ったため、今日は出社最終日。

課のみんなの前で最後の挨拶をしたら、若い子たちが次々とお礼のあいさつをしてくれて、びっくりした。まるで金八先生みたい 笑

その後もみんな退社前には机に寄って一言残してくれて帰って行った。

やはり部内異動と違って、購買部の外に出ていくということでみんな気を遣ってくれたのだろう。

部内でも珍しく若い子の多い課だったので、本当に毎日が新鮮で仕事が楽しかった。

4月からは6割が60歳以上という超高齢化の部門に行くことになる。

多分MATTは一番下っ端くらいだろう。

業務内容もだが職場環境も180度変わる。

 

しかし定年退職する前に、一度これまでの自分を卒業して新たなチャレンジができるという風に前向きに捉えたい。

きっと4年後に会社を辞める時は、もっと様々な喪失感があるのだろう。

その予習ができたのだと思うと、得をした気分だ。

 

ともあれ、最後に一緒に仕事をした仲間が最高の仲間でよかった。

良い思い出とともに、30年世話になった職場を離れられたのだから。