日本に帰ってきて、もう一度見返したいいドラマを観ることにしている。
「すべて忘れてしまうから」は2年前に見て、心に残っていた。
あらためて見返すと、「すべて」ではないがかなりの部分忘れていた・・・・笑
前回も書いたが阿部寛は好きな役者だが、正統派ヒーローの役よりもこのドラマの主人公・Mのようなどこか偏屈、内省的で臆病な男役の方が味わい深い。
でも、阿部寛が演じるとかっこよく見えてしまうのがずるい。
尾野真千子演じるFとの恋物語も、2度目なので二人の間の心のすれ違いをじっくりと鑑賞することができた。
時は流れていく。そして人の心も、感情も流れて変化していく。
ある時点においては二人の心が通い合っていても、それはその時の二人のこと。
時間が経っても同じである保証はない。
再会した二人が能登に旅行した際、Fの方は少しずつ二人の間のズレに気づき始めていたが、Mの方はそのズレに気づかない。
Mの前からたくさんの友人・知人が去っていく。
それも時の流れのせいなのだろうか。それとも。。。。
タイトルの「すべて忘れてしまうから」は、人の記憶とはあいまいなものであるけど、それらはこのドラマで描かれたようななんでもない、時間が経てば忘れてしまうようなことばかりだから、という意味合いなのだろうか。
だからこそ、人は何かに書き留めたくなる。
MATTもそんな気持ちで日々、ブログにどうでもいいことを綴っている。
恒例のエンディングテーマを見ていたら、3話にヒグチアイが、6話に七尾旅人が出ていたことにあらためて気づく。
映像は16mmフィルムで撮ったということで、映画のような美しい映像がドラマの質を高めている。阿部寛や尾野真千子の表情もフィルムスターのように映える。
前回ブログを書いた時はドラマウォッチ初期で、役者の名前もあまり知らなかった。
出演者を追記すると、青木柚、岩谷健司、ぼくもとさきこ、見栄晴、内田滋、田中俊介、菊池亜希子、諏訪太郎、渡辺いっけい、池田鉄洋、嶋田久作らが参加。
それにしても尾野真千子のキャットレディコスプレの後ろ姿は何度見てもいい。
あんなに魅力的なお尻をしていたとは、、、
最後に、あらためてこの作品での鳴海唯はキュートで可愛く、光っていた。
最近少しずつドラマでいい役をもらえているので、ブレーク間近かも。
鳴海唯。この子は何か光るものを持っている。