ゴールデンカムイは、いつか原作を読んでみたい作品だ。
映画版はMATTのような初めてこの作品の世界観に触れる人でも、日本の近代史やアイヌ文化といったリアルを素材に、魅力的なキャラクターと相まってぐいぐいと引き込まれる作りになっている。それは原作の世界観が唯一無二の完成度を誇っているからだろう。
連続ドラマ版はもともとこの作品の持っている面白さが全面に押し出されているという点では、映画版よりも面白いといえるかもしれない。
ひとつ難点をあげるすると多数のキャラクターが出てくると、名前が覚えられないMATTみたいな人間には、はてこれ誰だっけ。。。と迷子になってしまうとこだろうか。。。ww
ドラマ版はまさに濃いキャラのオンパレードなのだが、俳優を観るのが好きな立場からいうと、「目ヂカラ俳優品評会」みたいな様相を呈している。
主演の山田杏奈はもとより、玉木宏、高畑充希、眞栄田郷敦(山田杏奈とは「小さな恋のうた」で共演)、高橋メアリージュン、北村一輝、舘ひろし、桜井ユキなど、池内博之など、どの俳優も目ヂカラ半端なし。よくこれだけ揃えたなと。
揃えたというと、レギュラーはもとよりゲスト俳優陣も書ききれないほどの豪華な顔ぶれで、本作はキャスティングでも見どころ多いドラマだ。ただ、北村一輝演じる犬童四朗助など、特殊メイクが凝りすぎてクレジットを見ないと誰が演じているのかわからん、、、という事象も。
各話のうちでは2話の連続殺人犯・辺見和雄(萩原聖人)の生い立ちと苦悩を描いた話、6話のはく製制作の名人・江渡貝弥作(古川雄輝)の話が好きだ。
日露戦争の後の混沌とした北海道、魑魅魍魎がうごめく世界の中で、変態的なキャラクターが活躍する。。。これがこのドラマの見どころなのだろう。
渋川清彦演じるゲイのヤクザの親分も心に残った。続編も本当に楽しみだ。
最後に、勝矢演じる牛山辰夫を出会ったアシㇼパが、牛山の口癖の「チ●ポ先生」を連呼するシーンがあったが、杏奈ちゃんに「チ●ポ先生」などと言わせないでほしい。。。。ww