うかつだった。

11話で終わったと思っていたが、12話で娘のさくらが出てくる話が用意されていたとは。。。

 

さくらはパティシエで、疎遠になっていた父・学(北村一輝)の店にやってくる。

この話で、なぜ学が病気だった妻・ゆかりの見舞いに行かなくなったか、娘のさくらに厳しくなったかの真実が明らかになる。

それは死を覚悟したゆかりの、学やさくらに対する優しい気持ちからくる遺書のようなものだった。そして学はその優しさを真正面から受け止めてさくらに接していたのだ。

 

両親の深い優しさを知り、あらためて自分が愛されていたと知り涙するさくら。

父と娘の心が通いあう、いいお話だった。

無口な学はここでもまったく話さないので、二人はカウンター越しにLINEで会話する。

なんともほほえましい。

 

さくら役は柳美稀。オスカー所属の美形女優さん。

最近では「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」や「春画先生」にも出演。

綺麗な顔立ちで長身が映える女優さんである。

 

柳美稀。オスカー所属。華があるので活躍の場はもっとあるはず。

 

おっちゃんキッチン、北村一輝の男前ぶりと確かな演技力、そして若い女優さんたちの個性あふれる演技が光った佳作だ。