存在は知っていたが、unblockでは2話までしかupされておらず、やむなくスルー。
が、たまやんから「面白いです」という情報をもらい、全話upされたのだと知り観てみた。
北村一輝は好きな俳優だ。
男前でコミカルもシリアスも悪役もいい人も、かっこよく演じることができる。
なかなか稀有な俳優さんだ。(ちなみに同い年・・・・ww)
そんなイケてるおっちゃんが料理屋の主人というこのドラマ。
男前だが極端な無口で、劇中は「おまち丼さま!」というダジャレの効いた決め台詞以外、まったくしゃべらない。井之頭五郎並みの顔芸で約20分のドラマを演じ切る。
ストーリーは11話すべて同じフォーマット。
・家出中の娘・さくらとのラインのやり取りで、コミュニケーションがうまく取れないことに悩む
・そこにうら若き美女が一人、店を訪れる
・美女は様々な職業で、飲んで酔っ払うと愚痴を語りだす
・ここで主人は買い出しに行っていないことに気づく(料理が作れない)
・だが、美女の愚痴から料理のヒントをつかみ、冷蔵庫の残り物で絶品料理を作る
・その料理を美味しくたいらげた美女は、主人は料理で自分に気づきを与えてくれたのか、と主人に問いただす(これは大いなる勘違いだが)
・最後に一言礼を述べて美女は店を立ち去る
・美女との会話で主人もヒントをもらい、自分と娘との関係を思い直す
ざっとこんな感じで毎回ゆる~くお話が進む。
ゲストの女優さんたちは皆、若い。
北村一輝がまったくしゃべらないので、問わず語りの演技を強いられる。
若手で無名の女優さんたちにとっては、演技の見せどころなのかもしれない。
11人の女優さんのうち、ある程度に名前が知れているのは1話の杏花と、2話の福室莉音、7話の吉原玲那くらいだろうか。
杏花。生方美久作品の常連として活躍中。
福室莉音。「ふてほど」「虎に翼」「SHUT UP」など話題作に出演。
吉原玲那。「シガテラ」ではパンチのある役で印象に残った。
このドラマ、北村一輝と同じ50代のおっちゃんに刺さる要素が盛りだくさんだ。
娘とのコミュケーション問題、旨そうなお料理、うら若き美女と彼女らが美味しそうに飲み食いする姿・・・・・。最後に美女が主人に礼を言うシーンは、カウンターからの主人目線、上目遣いに可愛く「ありがとう」を言う、絶妙なアングル(エスカレーター/階段効果・・・?ww)
これだけおっちゃんにとって萌え要素があればそりゃあ、楽しめるだろう。
毎回、北村一輝演じる主人の過去や家族構成、娘との関係性が少しずつわかってくるのも、上手い演出だ。
有名俳優は北村一輝だけ、若手女優さんと毎回同じ店のセットのみ。
低予算でこれだけ楽しめるドラマを制作したスタッフにあっぱれをあげたい。
最後に、気になる美女を探せのコーナーで締める。。。
中村伽弥乃(第4話 地下アイドル役) はまってました
高橋春織(第6話 高校教師役) 清楚な感じが〇
岡本夏美(第9話 キャビンアテンダント役) そこはかとない色気あり
山口真祐奈(第10話 看護師役) 大阪弁がさいこーでした。