むう。。。
ネットの映画書評とかを見ても参考せず、出ている俳優さんと脚本家、監督で選んでいるが、最近、書評もあながち間違ってはいないのでは、、、と自信を無くす。
今回の映画も「へルター・スケルター」「リバーズ・エッジ」の岡崎京子の原作、ストーリーが面白そう、門脇麦などいい俳優が出演、と期待が膨らみ過ぎたのかも。
若い監督の力不足なのか、テクニックに走り過ぎた結果なのかはわからないが、1時間44分の尺は、とても長く感じた。
おお、っと思ったのは終盤近くで成田凌と門脇麦のちょっと緊張感あるやり取りのシーンのみ。このカットのような二人の若く勢いのある役者のやり取りや、カメラワークを期待していたのだが、映画の98%は総じて退屈だったとしか言えない。
件の二人以外に、村上虹郎、古川琴音、寛一郎、松本穂香、玉城ティナなど、よい俳優たちが名を連ねる。
栗山千明や浅野忠信といったベテランも出演するが、いずれもなんとなく無駄遣いっぽい。
まあ、一番の無駄遣いは門脇麦だが。
全然彼女の良いところは見られず。
チワワちゃんを演じた吉田志織はその天真爛漫かつ危うい美しさで、唯一光っていた。彼女のPVだと思い込んで見る分には損はないだろう。
原作の漫画は面白いのだろうか。
世界観は好きなので、惜しい、としか言いようのない作品。
まあ、こういうこともあるか。