シーズン1終了時に、おそらくMATT含めたファンはダメ元で続編を期待したのだが、それがちゃんと実現したことに驚きだった。

2年前の放映当時はほとんど話題にならなかったが、じわじわとネット中心に人気が高まっていくのを見て、やはり良いドラマだったのだと再認識した。

 

吉田鋼太郎はじめとする、MEGUMI、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈の伊藤家の面々、大森くん役の浜野謙太、太田莉菜(渡辺)、シイナ(野波麻帆)、橋本(ふせえり)、ミチル(藤田朋子)、ユウジ(須藤蓮)ら主要キャラはもとより、結城モエ(喜多)、中村靖日(小浦)、楠山(山中聡)ら、周辺キャラもしっかり同じキャスティングというのが憎い。

それだけ、各人のキャラ作りがしっかりしているので替えが効かないということだ。

 

ゲストも豪華である。高橋克典、藤原竜也(友情出演)、相島一之、安藤聖、本多力、真魚、佐土井けん太、原沙知絵、逢沢りならが、個性的なキャラで登場する。

特に、富田靖子が演じる大杉さんのキャラは際立っている。

こういう人、いるいる、、、と思わず叫んでしまうキャラ作りに、富田靖子の老練さを感じる。

彼女が天抜き(天ぷらそばのそば抜き)で酒を飲むシーン、木南晴夏が彼女のことを見直すのだが、人間というのは面白いものであるという作者の人間観察の粋を感じる。

 

シーズン2はシーズン1のエピソードも時折交えながら、伊藤家の各人物の日常をより掘り下げて描いていくスタイルとなった。

また大森くんと渡辺さんの登場シーンも増え、2人の密かなファンにはたまらなかったろう。

特に3姉妹の恋と人生に迷う姿を、より掘り下げて見ることができたのは新鮮だった。

 

だが、一方でシーズン1では多かった伊藤源太郎の生きざまとか、昭和のイケオジの含蓄溢れる名言、エピソードは少し弱まってしまったかもしれない。

MEGUMI演じるお母さん・千鶴の良妻ぶりもシーズン1の方が際立っていた。

 

なので個人的にはエピソード1が好きで、これまでももう数回も見返してしまったほどだ。

こんなに同じドラマを何度も観たのは「結婚できない男」以来と思う。

特に「五番街のマリー」の話と「中途半端に残るネギ」の話は秀逸だ。

それだけシーズン1はよくできたヒューマンコメディといえる。

 

それでもシーズン2の評価が低いというわけではない。

より伊藤家と彼らを取り巻く人々の、何気ない日常に起こる様々な(どーでもいい)出来事や、ふと新たな視点で物事を見てみると、こんなに人生は興味深いといった発見が毎回見る者を楽しませてくれる。

 

50代のMATTは伊藤源太郎の生き方、ビジネスマン・社会人としての美学に心から共感してしまう。そしてああいう、粋な大人になりたいと思って人生歩んできた。

残念ながら、吉田鋼太郎みたいに格好良くないので叶わないのだが、、、、笑

 

MEGUMI演じる千鶴の良妻賢母も今となっては時代遅れと言われるのかもしれないが、いつもどんと構えて夫を上手く操作し、一家の平和を実現するのが本当の良妻賢母なのだろう。

二人の夫婦関係は本当に理想で、いつも自由奔放な娘たちもその点は意見が一致し両親を尊敬しているのが清々しい。

 

シーズン2が終わって残念な気分も、シーズン1の時と違うのはこの後映画が控えていること。ファンにとっては嬉しい限り。映画版が楽しみだ。

それから、しつこくシーズン3もまたやってもらいたい。

 

最後に、、、、

美香ちゃん、シイナさんにそろそろ尖っていない、いいブラを教えてあげてください。。。。笑