JAL9便は、YOASOBIの群青をBGMにほぼ定刻通りシカゴ・オヘアを飛び立った。
久しぶりのビジネスクラス。
今回の777-300には最新の機器が搭載されていた。
窓側はほぼ個室になるのが素晴らしい。
ただ窓側のシートに行くには狭い通路を通らないといけないので、大柄な外国人にとっては難易度高いだろう。
シート右側のくぼみにペットボトルを挟むとちょうどよい感じに固定できる。
よく考えられている。
ウイングのすぐそばのシートだった。
風景を撮るには邪魔なように思えるが、実は手前側に何かあった方が遠近感が出て絵にメリハリがつく。
水平飛行に向かってぐいぐい加速していく途中で、気流の流れが見えた。
通路側の席とは衝立で目隠しができる。
食前酒には岩手の赤部酒造の純米大吟醸 吟ぎんが。
ナッツとオリーブが、意外に合っておいしい。
前菜の御膳は見た目もきれい、バランスのよい取り合わせでよく考え抜かれている。
メインの牛ステーキのだし汁煮込みと、チリアンシーバスの梅餡かけは、上品な味わい。
日本酒は、高知・酔鯨酒造の純米大吟醸 凛。
お料理に合う、主張しすぎない飲み口がGOOD。
今回は送別会の連続で洋食続きだった、というのもあるかもしれないけど、これまで食べてきたビジネスクラスの機内食の中でもかなり美味しいお食事だった。
ビジネスとファーストの差はあまりない、と聞くがエコノミーとビジネスの食事は雲泥の差。
これぞビジネスクラスのだいご味というお料理で、企業努力とプロの技に感謝だ。
デザートのラズベリーパンナコッタも程よい酸味でコースとして完璧でした。
機内ではほとんど映画を見ず、シン・ゴジラを(すでに4回目?)観たのみ。
あとはずっと寝続けた。
完全フルフラットになり、しかもエアウィーブも貸してくれるので快適だったこともある。
おかげでゆっくり体を休めることができた。
定刻より40分も早い14時過ぎに到着。
インバウンドで羽田空港はかなり混雑していたが、それでもバゲッジクレームでも待たされることなく、通関も少し並んだものの滞りなく、別送品の手続きでヤマトに寄ってついでに大物荷物の宅配を頼んで、何とか15時45分のマロニエバスに乗ることができた。
(いつもはこれより1本遅い17時20分発)
首都高が渋滞していたので、JR宇都宮駅には約50分遅れの19時過ぎに到着。
思ったより早く到着できたので、宇都宮の夜をゆっくり過ごせた。