このドラマは、本当に残念な記憶を残すことになってしまった。

世間でも話題になっているが、原作者が先月自殺してしまったからだ。

彼女の行為の結果、これまで声をあげられなかった漫画などの原作者の叫びが世間に伝わるようになった。彼女の冥福をお祈りしたい。

 

原作者の意思や作品への愛情、想いがいかにTV局の都合で踏みにじられてきたかが、たくさんの記事から読み取れる。

本当に残念な結果になってしまい、悲しい。

 

初連ドラ主演の木南晴夏や、このドラマで飛躍した毎熊克哉や生見愛瑠らは、どんな思いだろうか。

 

9話、10話は原作者が自ら脚本を書いたという。

最終回が先週末ようやくupされたので、見てみたが登場人物それぞれが、自分の生きる道を見つけ、イキイキと生きていく姿が描かれていて、決して恋愛成就しなくともその生き方を清々しい気持ちで見ることができた。

 

ドラマは、田中京子という少々自己肯定感が低いが、真摯に人生を生きようとする一人の女性の物語りであり、彼女に憧れ応援しながら自らも成長しようともがく若い女性の、シスターフッド的な要素もあったりして、そこにこそ見どころがあるのだと思うのだが。

原作はドラマとかなり違う展開になっているようなので、いつか読んでみたい。

 

WOWOWやNetflix、テレ東やNHK、関西地方局では自由な視点でドラマを作っている。

民放キー局のドラマは、最近漫画原作が多い。

日本の漫画はかなりのクオリティだ。

原作に忠実に作ることもそろそろ考えてみてはどうだろうか。