人生でブログにこのタイトルで書くのは3回目だ。

韓国駐在時、福知山出向時、そして今回。

最初のアメリカ駐在時はそもそもブログ自体が無かった(ホームページは流行っていたが)。

 

「5年くらいですかねえ」

とあいまいな駐在期間を伝えられて赴任してきたのが2021年4月。

そもそも管理職の駐在なんて、そんなもんだ。

 

でも心の中では「アメリカは好きだが、5年もいるのは嫌だ、、、、」と思っていた。

3年くらいで帰りたい、と。

そして願いは通じたのか(?)3年で帰任することができた。

 

2013年に建てた家に、この10年で3年も住んでいない。

リフレッシュしたばかりのFD2タイプRは、宇都宮でこの3年間で100kmも走っていない。

10年で単身赴任生活は7年にもなり、娘の中学、高校、大学、社会人の節目の時にはいつもいなかった。

 

心残りは「もう一度」、

オハイオの爽やかな夏を過ごしたかった。

たまやんと夏のシャットダウンにゴルフツアーに行きたかった。

ヒサノリさん、シゲ・Yさんと男旅を、楽しみたかった。

爽快な気候のもと、ダービークリークでラウンドしたかった。

 

また、仕事でもこの3年で色々とやってきて、お取引先の状況も少しずつよくなってきたのに、道半ばで帰らないといけない。

 

どれもやり残しでいっぱい。

 

でもそんな時に心に浮かぶある言葉。

2022年1月に東海TV/フジTVで放送されたドラマ「おい!ハンサム」で吉田鋼太郎演じる伊藤源太郎が家族に語ったシーン。

 

「もがけ。きちんと悩め。人生には必ず終わりが来る。誰にとっても必ず途中で終わりが来る。だからやり残したことを後悔しても始まらないんだよ」

「やり残しを恐れずに前向きに生きろ! 前向きに倒れろ!やり残してこその人生だ! 娘たちよ。やり残しのある人生こそ素晴らしい人生だ!」

 

ぴったりがなんだ!

ぴったりと終わったら、その次は何があるんだ。

やり残してこその人生。それこそが人生なのだ。

 

 

心に響いた。。。

一生懸命やったからこそのやり残し。

悔いても仕方ない。前に進もう。人生には限りがある。

 

あと2カ月ちょっとの駐在生活。

今年55歳のMATTにとって、もうアメリカで仕事をすることは2度とないだろう。

だからぴったり終わらなくてもいいから、帰任までの間、仕事もプライベートもやれることはやろう。