NHKで制作された地域発ドラマ。
地方都市のPRのために作られたドラマか、、、とあまり期待しなかったものの主演が佐久間由衣だったので見てみた。
すると、意外に真面目に作られていて、決して「盛った」内容ではなく、正直に街として推せるもの、推せないものを提示して、人々が住む街への想い、愛情をテーマにコンパクトにまとまっていた。そこはさすがNHK。。。
ただこのドラマ、2018年2月にNHK BSプレミアムで先行放送後、その9月に地上波放送予定だったのが、元・モー娘。の吉澤ひとみの「あの事件」で永久にお蔵入りになった、いわくつきのドラマ。
吉澤ひとみなんか最初と最後にチョイ出ているだけなのに。
そんな自粛しなくても、、、と思うがそこはそれ、やはりNHKだから。。。
主演は佐久間由衣。ちなみに越谷に縁もゆかりもなし 笑(横須賀出身)
初主演ドラマは「トランジットガールズ」だが、伊藤沙莉とのダブル主演だったので、単独主演は実はこのドラマが初だった。ケチがついてしまいお蔵入りとは可哀そう。
まだメジャーになる前の作品だったが、とてもしっかりとした演技で好感が持てる。
共演の竹下景子、佐藤二郎(すごい組み合わせだな。。。)との息もピタリとあっており、前半のコメディタッチから、後半の湿っぽい展開までとてもスムーズ。
どこのどんな小さな街にも、綿々と受け継がれてきた人々の営みと歴史がある。
何もなくても、何かある。それが人が暮らす街であり、愛着をもって住み続けることができれば、その街はその人にとってどこよりも一番よい場所になる、ということなのだろう。
佐久間由衣ちゃんは、コメディエンヌの素質が大ありだと思う。
「おい!ハンサム」での演技は素晴らしかった。
ぜひいつか彼女主演のコメディドラマを見てみたい。
