2022年3月に書いたブログを読んだら、ほぼ門脇麦のことしか書いていなかった。。。。笑

 

でも、このドラマは大好きな菅田将暉、伊藤沙莉が出ていて、そのほかにも好きな役者が目白押し、ストーリーもミステリー、謎解きものが好きなMATTには申し分ない作品だった。

 

何より、菅田将暉という役者の凄みを存分に堪能できる作品として続編を熱望していたのだが、この秋にやっと映画が公開されるようでうれしい。

 

この特別編ではTVドラマの第一話のリブートと、新たなエピソードが楽しめる。

第一話、約2年ぶりに観たのだが、ほとんど細部を忘れていたので、あらためてすごい話だったことを思い知らされた。

 

とにかく久能整くんが、エンケンさん(遠藤憲一さんね)を徹底的に追い詰め、踏みつけ、ぐちゃぐちゃにしてしまう、その徹底ぶりにこんなドSだったっけ、、、、と驚く。

まるで冷徹なロボットのような洞察力、記憶力、論理展開に圧倒されつつも、最後は人間的な弱さや優しさも垣間見せる、不思議なキャラクターを菅田将暉が魅力いっぱいに演じている。

 

そして新エピソードは、こちらも個性派の志尊淳が好演。

彼のことはNHKドラマ10の「女子的生活」で観て、あらためてスキルの高い演者であると感じた。この作品でも天真爛漫な中に謎を秘めた、なんとも忘れがたい演技で魅せる。

 

対峙する相手が被る固く張り付いた仮面を丁寧に剥がして、本当の顔をさらけ出させて対話する。それが久能整のやり方だが、決して優しすぎたり厳しすぎたりはしない。

それは彼が大切にしているのが、人それぞれで違う真実ではなく、厳然とそこにあり決して人の感覚・感情では変化しない、事実だけだからだ。

 

新エピソードは、第一話と違い誰も死んだりしない、何とも切ない感動のエピソード。

これを篠原涼子と塚地武雅が好演している。ミステリとしても秀逸な出来のよい話だった。

 

あと、将来の期待の女優発掘シリーズ(いつの間にそんなシリーズ・・・?)

南琴奈。弾ける笑顔が魅力的な彼女。

「ちひろさん」「舞妓さんちのまかないさん」などに出演。

まだドラマへの出演は少ないものの、今後に期待。

 

追記

 

主題歌、King Gnuの「カメレオン」は、ドラマの世界観にぴったりで、エンディングシーンとのマッチングは毎度最高です。