原作は台湾でヒットしたそうで、ちょっと期待していた。
アプリが暴走し人々の生活に入り込み、恐怖の渦に巻き込んでいくというアイデアは、身近なものが驚異の対象になることで現実味がある。
物語の滑り出しから徐々に謎が深まっていくあたりの演出、脚本はとてもよい。
この夏クールでは色々なドラマがあったが、エンタメとしては十分楽しめた一作だった。
坂口健太郎はそのクールなイメージからこういった役も無難にこなしているが、彼はどちらかというと優しい役柄の方が持ち味を発揮するのではないか、と思った。
どうも彼からは危険な匂いがしないのだ。
例えば柳楽優弥とかは実に危ない匂いが漂ってきて、こういう役にはよい。
主要キャストでは、染谷将太、松下奈緒、竹財輝之助、三浦貴大、臼田あさ美、そして鈴木浩介といい配役。
玉山鉄二は最近悪役が多い気がするが、それが実にうまい。
かつての美青年も今やずいぶん貫禄が出てしまっていて、むしろそれが悪役のふてぶてしさを際立たせている。
そのほか、本田博太郎、中村ゆりか、池田鉄洋、神尾佑など出演。
もう一人、気になっている女優の堀田真由。
このドラマではちょっと社会から距離を置く女の子を演じていたが、持ち前のキュートさを存分に発揮し、物語の中でも重要な役を演じていた。
だが、まだまだもっといい役を彼女はやれると思う。
「大奥」でも注目されたようで、次のドラマ・映画に期待。
眼鏡っ子の堀田真由もなかなか。。。。。いいです。
CODE開発者の市川(玉山鉄二)をどうやって追い詰めていくか、とてつもなく大きく強大な力を持った市川を前に、愛する人を失い復讐に燃える二宮(坂口健太郎)、椎名(染谷将太)らは翻弄されるのだが、もう少し粘ってほしかった。
そうきたか、、、というサプライズはあまりなく、途中までの盛り上がりに比べると市川の最期には少し拍子抜けしたのは事実。
だからこそCODEが復活し、二宮が何者かに撃たれて終わる・・・という衝撃的なラストが活きたのかもしれない。そういう演出だとしたら有りかも。
最近時はネットやスマホをテーマにしたドラマが多くなった。
それだけ我々の生活には欠かせない存在なのだろう。
ただアイデアは一巡してしまった感もある。
そこをブレークスルーする驚きに満ちた作品が出てくるのを楽しみにしている。
椎名の愛車は、ホンダ・クロスロード。
ホンダらしく、世に出すのが早すぎた一台。
全く売れなかったが、今、中古の世界ではカスタムされて人気のよう。
写真の車もカスタムペイントされていて、人気のカラーだ。