夏ドラマを平行して9本見ている。

その中で最初に最終回が来たのがこのドラマだ。

 

原作はきっと面白いのだろうと思わせる世界観。

クライムサスペンスを三池崇史が撮るというので観てみたかった。

「トリック」はじめ名作をいくつも生み出している「金曜ナイトドラマ」枠だが、8話はさすがに短いという気がした。

謎の組織「44」との闘いはこれから、という時の終了。

 

生田斗真と土屋太鳳(女刑事、なかなかいかしていた)の共演だが、どうも脇役が豪華すぎてバランス悪い。

 

嫌みなエリート気質の向井理。

松平健に、珍しく悪役が板にハマっている高橋克典。

異常な殺人鬼役がかなりはまっている小澤征悦。

あまりロリコン犯罪者っぽくない宅麻伸。

これだけのメンツはなかなか集められないと思う。

 

「おいハンサム!!」の大森君役が最高の浜野謙太。

シシド・カフカに、最近名バイプレイヤーになりつつある矢柴俊博の暗殺者はなかなか不気味でいい演技。

同じく「おいハンサム!!」で、佐久間由衣のダメ夫役でいい味を出していた桐山漣は、シーズン2があるとしたらキーマンになるのか。

成海璃子はなんか中途半端に使われていた感じ。

 

長谷川初範や片岡鶴太郎は、この年になって円熟味を増している。

悪役がピタリはまりだしたら、引く手あまただろう。

 

土屋太鳳ちゃんは、体育系大学卒でダンスが得意というだけあってアクションもキレがあっていい。かっこよかったが、もう少し(あと10cm)身長が高かったらよかったのにね。。。

高橋メアリージュンとか、綾瀬はるかとまではいかなくとも、やはりアクションは背が高い方が見栄えがいい。

池田エライザはその点体格いいので今後に期待。

 

最終話、縛られる土屋太鳳にドキドキ。。。。笑

高橋克典のキン●マ蹴るシーンを見て、世の殿方の大半が僕のも蹴って、、、、と思ったかどうかは定かではない・・・

 

演出やカメラワーク、世界観のつくり方は、クライムサスペンスにふさわしい品質だったと思うが、ちょっと中だるみする展開が残念。

元ネタがいいだけに、もっと面白くできたのではないか、と思った。

 

よかったのは浜野謙太のやられっぷり。

銃で撃たれてもナイフで刺されても、その演技が非常にいい。

ワザとらしくなく、かつ本当に苦しそう。演技巧者ぶりを遺憾なく発揮していた。

 

いいぞ、浜野謙太。「おいハンサム!! シーズン2」を楽しみに待っています。

カムバック!大森君!

 

最終話はかなりドタバタ感があったので、シーズン2は無いのかもしれないけど期待はしたい。