「unknoown」に続いて、少し残念なドラマだった。
脚本は丑尾健太郎。「半沢直樹」「ノーサイドゲーム」「小さな巨人」「下町ロケット」など群像劇を得意とする脚本家であり、「競争の番人」も手掛けている。
その「競争の番人」は公正取引委員会という普段、普通の人があまり関わらない世界を舞台にして、なかなか見どころあるドラマだった。
同じように知財部というこれまたなかなか日の目を見ない部門が舞台のこのドラマ。
脚本家、キャスト、テーマを見ると期待できそう。
しかも主演がMATTの中で最もキュートな女優である、芳根京子ちゃんだ。
これはもう、期待MAX100%。
その期待が大きかったからか、思っていたようなドラマではなくてちょっとがっかりだった。
似たようなドラマの「競争の番人」は非常に面白かったが、その差はなんなのだ、、、と考えると、キャスティングの妙、だろうか。
このドラマ、キャスティングが微妙なのだ。
果たして、主人公の藤崎亜季は若手実力派の芳根京子でよかったのだろうか。
彼女でもよかったが、彼女でなくてはならなかったのか、というと誰でも良かった気がする。
芳根京子はどちらかというとドジっ子、ダメっ子キャラが多いが、実はそれに加えて一途でまっすぐな役が本当に良く似合う女優さんだ。
「半径5m」、「真犯人フラグ」、「心が叫びたがっているんだ」、「記憶屋」などなど。。。
そして泣きの演技は天下一品だ。この年代でNO1と思う。
この作品でも、最終話に泣きの演技がありそこだけは芳根京子で良かった、、、、と思う。
そのほかでいうと、田辺誠一。これは無駄遣い。全然彼でなくてもいい。
社長役の赤井秀和。このポジションはもっとちゃんとした役者にやってもらいたかった。
知的財産や特許という普段馴染みのないテーマをわかりやすく解説し、上手くドラマ仕立てにしているので、もう少し何とかならんかったかな、、、と思う。
芳根京子演じる藤崎亜季の成長譚なのか、知財部の活躍譚なのか、はたまた・・・と最後までこのドラマが描きたかったものがイマイチ見えなかったというのも、しっくりこなかった要因かも。
上記以外の役者さんに破綻はない。
重岡大毅(「雪女と蟹を喰う」、はよかった)や福地桃子、野間口徹(眼鏡かけてない役は希少)、相島一之、高橋勉とか脇もしっかり。
渡辺大知はいい配役だったと思った。
またともさかりえ、常盤貴子というベテラン女優の安定感も素晴らしい。
毎回のゲストも豪華な配役だ。
でんでん、袴田吉彦、北香那、金澤美穂、桜井日奈子(ちょっと痩せた?)、綾田俊樹に鶴見慎吾、板尾創路、ふせえり、などなど。。。
芳根京子の無駄遣いっぽいドラマだったが、もっと彼女の良さを引き出した作品への出演を切に願う。あんまり無駄遣いしないでほしい。
鈍感な亜季(芳根京子)、モジモジ君の北脇(重岡大毅)の二人の一向に縮まらない距離感が、最終話で少し縮まった、というところはまあまあ良かった、かな。

