若手イケメン俳優の山田涼介は嫌いではない。
特別に上手いというわけではないけど、役者としてはシリアスからコメディまで上手くこなす、いい役者で、いわゆるアイドル系俳優さんの中では実力ありと思っている。
だがそれだけであったら、このドラマは観ていなかった。
ヒロインが芳根京子でなければ、、、、、
肩の力を抜いて観ることのできるドラマで、何より見どころは山田涼介の「可愛い」ではなく、芳根京子の「可愛い」がやばい。
まあ、どちらのファンもそれぞれの「可愛い」を堪能できる作品だが。
いつも元気いっぱい、一生懸命の役が多い芳根京子だが、本作では無表情、無機質、恋愛体質ゼロ、主人公の康介(山田涼介)いわく「ロボット女」の和泉を演じる。
眼鏡をかけていつも難しい顔をし、言葉を発すると敬語、近寄りがたい雰囲気を醸し出している。
最初は「可愛い」自分が好きで、そんな自分をちやほやしてくれる周囲の人に愛想を振りまき、良い人であり続ける人生だった康介は、この一風変わった和泉の指導役を引き受けて仕事をしていく中で、徐々に恋愛感情を抱いていく。。。。
古田新太演じる「おっさん」が実は未来から来た自分だった、という、なんとこの作品SFだったのか、という驚きはさておき、社内恋愛のドキドキ(経験者であれば、あるある、、、とうなづける)などや、やがて明らかになっていく和泉の過去などが描かれて面白くなってくるのは6話以降。
色々あって、ラストシーンで康介と和泉がひと時の別れを惜しむシーン。
このドラマ中、初めて和泉の眼鏡を取ってキスをする康介。
自分に向いていた「可愛い」が、好きな相手に向けた「可愛い」になったことを、あらためて噛みしめながらのキスに少し感動。
康介の恋敵役の須藤に津田健太郎。現在放映中の「リバーサルオーケストラ」では、真逆の嫌な役をやっている。
西田尚美の部長役は意外にいいかも。
森崎ウィンはだいぶ大人顔になって、最初誰かわからなかった。
眼鏡をかけて地味で奥手で不器用な芳根京子に、新たな魅力発見。
少なくとも、芳根京子についてはまだまだ消費期限は先だな、と実感したドラマだった。
それくらい、超可愛い芳根京子が堪能できる一品。
眼鏡の芳根京子も変わらずキュート。
でも彼女の魅力は、私生活でもがっつり食べる派という、その見事な食べっぷり。
ドラマの中でもホイコーロー定食を大口開けて美味しそうに食べていた。
美味しそうに食べる女の子は気持ちいい。
以前バラエティで観た芳根京子。
小動物のような彼女が、食べる時は肉食動物的に男前な食べっぷりで惚れ直した。。。。