映画が先にあって、いきなりドラマを観てしまうと、話の筋がよくわからなかったりする、、、
池田エライザ強化週間?で観てみた。
嬉しいことに共演がオダギリジョー。
独特の雰囲気を持っている大好きな俳優二人の共演とは、なんと贅沢。
監督の片桐健滋は8mmで映画をはじめ、あの廣木隆一などにも師事しただけあって、カット割りなど撮影技術も高く、観ていてクオリティの高い映像ですごくよかった。
「ルームロンダリング」とはタイトルから想像できるように、マネーロンダリングのように事故物件を「何も無かったあこと」にして、きれいな物件にしてしまうこと。
池田エライザ演じる御子は、伯父の悟朗(オダギリジョー)に頼まれ、その仕事を請け負い、事故物件に一定期間住む。
しかし彼女(悟朗にもあるが)には死者が見えるという特殊能力があり、そのため死者と触れ合ううちに成仏させてあげようと、事件に巻き込まれたりどっぷり死者の家族の生活に入り込んでしまっていく。
基本的に優しい人たちが泣き笑いするハートフルコメディ。
御子と悟朗の関係性や、幽霊で悟朗の不動産屋に居座る渋川清彦演じる公比古、リサイクル屋の寺田らの登場人物は、普通ではないのだけどファミリーを大事にする空気は心地よい。
ドラマ版の2話目、生駒里奈と相島一之(名バイプレイヤー、こういう役は上手い)の父娘の物語はウルっときてしまう良い話。
自分に置き換えてつい見てしまった。
振り返ればこの父娘のように、MATTも娘の人生の節目にはほとんどそばにいてあげられなかった。
高校入学(韓国駐在)、大学入学(福知山)、社会人(アメリカ)と、全然いないのよね。。。
中学入学の時までだったな。。。。そう思うと実は家族って一緒にいる時間が短かったりするのよね。
オリジナル脚本、俳優、キャラクター設定、映像、どれをとってもよくできているので、もっと見たいのだが2018年の映画、ドラマで終わってしまっているのが惜しい。
オダギリジョーと池田エライザの組み合わせ、いいと思っているのはMATTだけではない、と思ってるのだけど。。。
池田エライザ。いい表情を見せます。
オダギリジョー。いつもおしゃれで、ほんまかっこいい。