池田エライザ好きのMATTにたまやんが紹介してくれた作品。

 

ドラマ部分と名建築をめぐるドキュメンタリー部分が融合したドラマで、結論から言うととても興味深く観ることができた。

 

東京編、横浜編、大阪編と3部あるが、例のごとく東京編の10話がアンブロックのupミスで観ることができず。。。。最終話が見れないってやめてくれよな。

 

建築模型士の田口トモロヲと、広告代理店勤務の池田エライザが、SNSを通じて知り合い、一緒に名建築を探訪するというストーリー。

歳の離れた二人なので、微妙な距離感からスタートし徐々に心を通わせていく。

名建築を訪問し、美味しそうなランチをいただく、という部分以外は、池田エライザ演じる春野藤と、田口トモロヲ演じる植草の二人の日常が描かれる。

 

建築探訪パートは、東京や大阪で日常見過ごしてしまうような建物に歴史や文化が息づいていることに気づかされ、とてもいい刺激になる。

ドラマパートは、池田エライザ、田口トモロヲが普段の生活の中で人との関わりや、その関係性にまつわる悩みを吐露し、前向きに生きるヒントに気づかされる。

 

池田エライザの魅力は別途語るとして、彼女、モデルだけあって大きいということがこのドラマでよくわかった。田口トモロヲより5cm高い170cm。

ドラマ中、毎回ガーリーでオサレな衣装で登場し、当たり前だが衣装のセンスもすごくよく、さすがモデルと思わせる着こなし。

名建築に合わせてコーデしていると思うけど、毎回建築物にマッチした衣装で非凡なセンスを感じさせる。池田エライザをキャスティングしたのは大正解だ。

 

このドラマを観てつくづく後悔してしまったが、生まれ育った大阪、学生時代4年過ごした東京に、こんな素晴らしい建築物があったとは、、、、

特に大阪編では、自分の住んでいたエリアからすべて自転車、歩きで行ける距離の建造物ばかり。中央公会堂や日本銀行旧大阪支店などは、いつも見ていたのに。

 

行って写真撮ったり、建物やその歴史に触れたり、しておけばよかった。

でも、若い頃はそういうところに目が行かないのだよね。

その頃、そういったものに関心を持っていたら、今サラリーマンなんかやってないし。。。笑

 

大阪編では綿業会館や中央公会堂が当時の実業家らの寄付によって建てられたと知り、あの頃は日本の近代化のために私財を投げうった豪傑がいたのだな、と素直に感動した。

そういった志のある人間のおかげで、文化が受け継がれ人々の生活が豊かになり、後世に素晴らしい建築物が残った。

そういう志あるお金持ち、今の日本にはいないのだろうなあ。。。。

 

名建築もさることながら、それらの施設で食べるランチも見ものだ。

池田エライザが、田口トモロヲよりも肉食なメニューを選んでがっつり食べるのを見て嬉しかった。美味しそうにたくさん食べる女性は魅力的だ。

 

どの建築物も非常に素晴らしかった(カメラ、撮影も凝っていたのもある)けど、大阪編の船場ビルディングが魅力的。あんなモダン建築がすぐそばにあったとは。。。。

 

出演俳優では、東京編の友人役の小川沙良、大阪編の友人役の佐藤玲の二人の女優さんもよかったです。それぞれのストーリーにぴったりの配役。

 

最後に東京編の春野藤のアパート、大阪編の藤の友人のマンションともにちょっと変わった間取りの建物で、こちらもよく見ると面白いかもしれない。

 

毎回おしゃれな池田エライザの衣装も見もの。