坂元裕二が書き下ろしたオリジナルストーリー。
阿部サダヲと松たか子の共演。
よくこういう設定、ストーリーを思いつくなあ、、、とほとほと感心する。
坂元ワールドを2時間のドラマの中に圧縮したのだが、やはり物足りないという気がする。
ものの、切れ味よくまとめて見せるあたりはさすがだ。
眞島秀和や石橋静河、岸井ゆきの、高畑淳子とともに中村アンも出演。
中村アンは、「SUITS/スーツ」での秘書役があまりに素敵で、こんな秘書いるのなら偉くなってもいいなと妄想していた(笑)。
最近、岡部たかしをほんとにドラマでよく見る。迫田孝也とともにバイプレイヤーとして重宝されているのだろう。
どっぷり坂元ドラマに浸りたい人には物足りないかな。
さらっとライトに楽しみたい人にはお勧めの作品。
それでもいつもの軽妙洒脱なやり取りや、不思議なたとえに豆知識などドラマのあちこちに散りばめられていて楽しめる。
眞島秀和がクソマジメな顔して「ワインには物語があります。さあ、どんな物語が思い浮かびますか?」なんていうくだりは思わずくすっとくるが、坂元作品の変な話で今までで一番心に残っているのは、先日観た「anone」で彦星がハリカに話したこの話。
「子供がぷーさんの写真が欲しい、というのを勘違いしてプーチンさんの写真をあげてしまった。子供は泣きました。。。」