あの「元彼の遺言状」の新川帆立原作。

弁護士の資格も持ち、今はシカゴ在住だそうな。。。若いのにすごいね。

 

最近は日本のドラマ界もネタ切れなのか、これまでドラマで描かれなかった職業にスポットを当てることが多くなってきている。

「前科者」の保護司、「ゴシップ」の芸能誌記者 などなど。。。。

このドラマも主人公たちは公正取引委員会の審査官だ。

そもそも一般人にはまったくなじみの無い職業。

だが、MATTたち会社員には少なからず関係はある。

 

そのイメージはとても強い権限を持っているというものだったが、ドラマの初回からそのイメージは打ち崩される。

意外に権限範囲が狭く、そして弱く、決して肩で風切って不正を追及していく、というお役所ではないということが提示される。

 

弱いものを助け、強気をくじく役所なのだが、本人たちは実は警察や検察などと比較しても弱い立場、、、、、

十分これだけでつかみはOKである。

 

キャスティングはなかなかキレがある。

主演の坂口健太郎、杏はともかく、大倉孝二、小池栄子、加藤清史郎(背はちっちゃいが、いつの間にこんなイケメンに、、、笑)が、よい。

 

大倉孝二は昔からいいバイプレイヤーだったが、最近よく出てくるのでうれしい。

小池栄子はMEGUMIと並んで、元グラドル卒の個性派女優で地位を確立。

端役だが、大西礼芳は、京都造形芸術大学卒で、黒木華、土村芳、土居志央梨らと同年代の女優さんで、この年代は豊作だったのかも。

 

ドラマはテンポよく展開していき、勧善懲悪ものとして肩の力を抜いて楽しめる。

前半クールは「石子と羽男」のような、普通の人の生活に密着した事案で進んでいくが、それらは皆後半クールの巨悪との闘いへとつながっていく。

この辺りは伏線回収もスムーズで見やすい。

 

後半は特に二人の女優さん、寺島しのぶと前田亜季の安定感が光る。

この二人がいるだけでドラマ全体がピシっと締まると思った。

 

小日向文世の悪役ぶりは今更特筆するものもないが、初回から出てきた山本耕史の悪役ぶりも負けてはいなかった。

いつの間にこんなに悪役が板についてしまったのだろうか。。。。笑

 

ちょっと坂口健太郎がスーパーマン的過ぎたのがどうかな、とも思ったが(記憶力がずば抜けているって、、、、「石子と羽男」の中村倫也とだだかぶりだし、、、)、それより、杏ちゃんのキャラがひどすぎ。

坂口=スーパーマン、杏=頭が筋肉キャラ

過ぎて、やや引く。。。。笑

元刑事なんだから、それは気づくでしょうってとこもスルーだし。

 

最後に、、、

2話、3話の野村麻純、いろんなドラマにちょい役で出てるけど、ちょっとタイプかも、、、、

 

有村架純と同じ、フラーム所属です。。。