何といっても有村架純の久しぶりの連ドラ主演作(中村倫也とのW主演)だ。
今年の夏ドラは不作、という評判らしい。
不作というより、地味、玄人好みする作品多数、と言った方が良いのではと思う。
本作も弁護士ものではあるけれども、いわゆる「町弁」が主人公のため、全般的に地味に日常を描いた事件中心になり、盛り上がりには欠ける。
ただ、その分有村架純の演技が存分に堪能できるので、MATTのような「架純ファン」にとっては十分楽しめる一作だった。
20代半ば頃までの彼女は、伏し目がちで幸薄そうな女の子を演じることが多かったが、20代後半からは様々な役柄、キャラにチャレンジしている。
そのどれもが新しい有村架純を表現しようとしているようで、どんな有村架純が見られるのだろうかと、毎回楽しみだ。
ただ、これまでのドラマでは「おお、こんな有村架純は初めて見た!」という新鮮さはなかったかもしれない。
「前科者」はそれに近かったと思うが、「いりびと 異邦人」で高畑充希が見せた新境地ほどではない、というのが感想。
だからこそ今回のドラマも期待したのだが、まだそこまでは、、、という感想だった。
むろん、評価がどうこうではなく、彼女の女優としての無限の可能性はまだまだあるんだ、という大きな期待があるからこそ、の感想。
今後も大いに期待したい。
と、有村架純評になってしまったが、ドラマ自体は面白かったと思う。
毎回一話完結で、それぞれなるほど、と納得させられたし、
有村架純とさだまさし演じる父親との関係性も、このドラマのテーマのひとつであろう、弁護士とはどうあるべきなのか、が読み取れた。
毎回のゲストは通好みの配役だしMEGUMIや、おいでやす小田も脇で光っている。
多数いたゲストの中では、ややぽっちゃりしてずいぶん印象が変わってしまった趣里と、久しぶりにドラマで見た小池里奈(桃ノ木まりん!!笑)が、記憶に残っている。
もう一人の主演の中村倫也は好きな俳優さんの一人だ。
あのとても魅力的な声、そして実はコメディタッチのドラマでも光る才能を持っている。
「半分、青い。」で強い印象を残したが、そのずいぶん前に「アオイホノオ」で、かなりどんくさい感じの冴えないオタクの役をしていたのは、黒歴史だろう。。。。笑
先日また「いつ恋」をチラ見した。当時23歳。
あの頃の有村架純はまだ幼い雰囲気を残していたが、今年29歳になり、ずいぶん大人の女になったな、、、と最近思います。
ちなみに、、、
最近PCで、ありがとう と入れようとすると予測変換で有村架純が真っ先に出てきてしまう。。。。笑