約10分x5話の短いドラマ。

役者は、徳永えり、筧美和子の両実力者に、袴田吉彦の3人だけ。

 

のっけから筧美和子が得意の悪女ぶりで魅せてくれる。

彼女は意地悪い役や、今WOWOWでオンエアされている「オカルトの森へようこそ」などで見られるちょっとネジが外れた役をやると、素晴らしい。

普通の役ができなくなってしまうのでは、、、と心配になる。

 

徳永えりはやはり素晴らしい。

このドラマでは男の首を真綿で締めるような、粘着質的な狂気の女を演じている。

「アパ不倫」で有名になった袴田吉彦を、愛人役の筧美和子とともに追い込んでいく様は、女の嫉妬と独占欲のドロドロ感が出てよい。

透明感のある役から、危険な匂いのする女まで、何でもできすぎるので主役には使いにくいのだろうか。

 

2人の女優の応酬が見もののこのドラマ。

1時間もののドラマとして見るには十分面白かった。