この作品はもともと映画版で存在し、Netoflix版はそれとはまったく別のストーリーで作られたようだ。

なにせNetflix版は、先に不遇の死を遂げられた某、元首相のスキャンダルをベースに構成されたドラマだからだ。

ついこの間の事件なので、非常に生々しいストーリーに感じた。

 

主演の米倉涼子は、日本の女優さんの中でも、ただ若いからいいというのではなく、ちゃんとした大人のかっこいい女を演じることができる、数少ない女優さんの一人だと思う。

天海祐希や、故・竹内結子もそうだ。

個人的には、戸田恵梨香や倉科カナなどが将来そういう女優さんになってもらいたい。

 

出演している俳優陣は、なかなか玄人受けするキャスティングで、見せてくれる。

ただUnblockの録画では、なぜか2話だけ英語版。。。。。

よって、内容を理解するにに苦労した。

このデバイス、たまにこういうわけのわからないミスがある。

 

実は土村芳が出ているというので観たわけだが、残念ながら彼女の出番はほとんどなし。

ずっと新聞社のデスクにいるシーンのみ。

彼女を使う意味があったのか・・・・?と疑問に思う。誰でもできる役だっただけにもったいない。

 

さて、主人公の米倉涼子と綾野剛のストーリーの裏で、横浜流星と小野花梨の若い二人のストーリーもパラレルに描かれる。

大人の社会にどっぷりとはまり、様々な黒く大きな力に翻弄される米倉、綾野の二人と比するように、横浜流星と小野花梨の二人の話は、未来に向かって自分たちの国、社会を良くしていきたい、という純粋な気持ちが描かれている。

この2人の生き方が、このドラマの中では小さな希望として存在している。

 

小野花梨という女優さんは、独特の雰囲気を持っていてよい役者さんだと思った。横浜流星も若手男優の中では好きな方だ。彼はとてもいい目をしていると思う。