UNBLOCKでは全8回のドラマなのに、まさかの7話までしかupされていないという、トホホな状況。ただ、映画版を見てなんとか辻褄を合わせることができた。
でもドラマと映画では主人公の視点が違うので、やはりドラマの最終回は見たかったな。。。
木村文乃が主演ということで見たのだけど、映画ではラスト近く、演技巧者の岡田将生とのやり取りがとてもよかった。
恋愛ものを撮ると安定のクオリティ、廣木隆一監督のワンカット長回しのカメラも緊張感を煽る。
傷つくのが嫌、自分が好き、というクズなキャラをこれだけ真正面から演じることができるのは、岡田将生のイケメンぶりと彼のどことなく人を斜め上から見下すような雰囲気のなせる業か。「リーガルハイ」でも「ドライブ・マイ・カー」でも、彼の演じる役は、どこか危ういナルシズムを匂わせる。
木村文乃は「ツン」と「デレ」では、当然「デレ」の可愛さが好きなのだが、役者としては断然「ツン」の役の方が魅力的だ。
「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」や「サギデカ」「七人の秘書」で見せた強い女、そしてこの作品での強気で仕事ができる女、といった役の方がかっこいい。
ストーリーは自分に嘘をついて傷つきボロボロになりながらも、強く生きていく4人の女性のリアルな生き方を描く。
その4人を佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆が演じるのだが、4人ともなかなかの熱演。いい配役だったと思う。
池田エライザが意外とよかったな。。。と思った。
ほかの3人は女優としての実績があるのはわかっていたから、彼女のフレッシュな演技に魅了された。
志田未来は本当に上手い女優さんだと思うのだが、器用過ぎて主役を張れないのだろうか。あまり彼女の主演作品というのを知らない。
ただ、色々なドラマで見るにつけ、上手いなあ、、、と感心するのだけど。
山下リオが準主役で出ていた。
彼女は本当に好きな女優さんで、自分が監督なら彼女主演の映画を撮ってみたいと思うほど。とても表現力のある女優さんだと思うので、いつか主演作を観てみたい。
山下リオ。いい女優さんだと思う。イチオシです。
このドラマを観て常々思っていることがよく描かれていて、いちいち納得してしまう。
男と女って、同じものを見ていてもこんなにも感じ方が違うんだよね。
そういうことに気づくのは大人になってからなのだけど、
だからこそ若い頃の無垢な恋愛って、貴重なんだろうな。
知らないということのありがたさ、、、、、というか。。。。笑