ラグビーファンとして、そして少しラグビーをかじってロックというポジションをしたことがあるので、書きたかった。
先日のフランス代表戦(まだ見れていない。。。。泣)において、ラグビー日本代表として、初めての「2mロック」コンビが誕生したのだ。
これはもう昔からのラグビーファンとしては、信じられないことであった。
今のように日本に帰化した選手や、ルール上日本代表資格を得ることができる仕組みになったからこそなのだが、、、
日本では長身・大型の選手は皆バレーやバスケに取られてしまう。
更に長身・大型選手がラグビー界に来たとしても、海外選手と比べるとやはりフィットネスで劣る。
例えば、最近時で言うとNZの世界最高のロック、ブロディ・レタリックや南アフリカのフランカー、ピーター・シュテフ・デュトイのように、2mを軽く超える選手が、信じられない動きとフィットネスでファンを魅了する。
そういうスケールの大きな選手は残念ながら日本人の体格では無理だ。
そこで外国人選手の出番なのだ。
今回初の2mロックコンビを務めたのは、期待の若手であるワーナー・ディアンズ(201cm)と、サナイラ・ワクァ(202cm)である。
ロックは、でかけりゃいいってものでもない。
かつてのオールブラックスの名ロック、ブラッド・ソーン(195cm)、ウェールズのアラン・ウィン・ジョーンズ(196cm、ただし198cmというデータもあり)、現役ではイングランドのマロ・イトジェ(195cm)と2mは無くても最高レベルの選手はいる。
引退した元・日本代表のトンプソン・ルークも196cmだったが、ワークレートの高い素晴らしいロックだった。大野均もしかりだ。
だけど、でかいに越したことはない。
でかくて強くて、よく動けばそれが一番いいのである。
残念ながら、今回の二人の2mオーバーコンビは、ロックとしての安定感はまだまだだろう。
身長は世界レベルから見て低くても、ヴィンピー・ファンデルバルト(188cm)や、ジェームス・ムーア(195cm)のロックとしての信頼性に比べると、、、である。
それでも、この2人には未知の可能性がある。
2019WCの際に、当時候補だったグラント・ハッティング(201cm)が代表から外れた時はがっかりしたので、こういった候補が出てきたのがうれしい。
2023WCは来年。ちょっとアメリカではTV観戦が難しいかもしれないけれど、今から楽しみである。