またもやNHKドラマである。

白石聖目当てで見たのだけど、期待以上に楽しめる一作だった。

 

刑事ドラマで推理ものであるけれど、基本的にコメディタッチなので、細かい設定の矛盾や無理やりな展開も気にせず気軽に見ることができる。

 

風間俊介は「いりびと 異邦人」で初めてその演技をじっくり見たけど、シリアスもコメディも器用にこなすいい役者さんだと思う。「鳩の撃退法」でもその演技力で光っていた。

 

また武田真治の怪演も見どころだ。

「美食探偵」でもなんともいやらしい役を演じていたが、プライベートでストイックな生き方を貫くことからも、粘着質的な犯罪者の役をやらせたら、その男前ぶりと相まって実にハマる。

MATT的にはもっと彼の猟奇的な犯罪者役を見てみたいと思う。

最近のドラマでいうと、「インビジブル」のキリヒト役などは彼にぴったりなんだけど。。。

 

しかしこのドラマの見どころは実はそこではない。

このドラマの見どころ、、、それは。。。。

男の妄想を駆り立てるシチュエーション設定の妙なのだ。

 

「惜しい」推理で今一歩のところで犯人を挙げられない押井は、後輩の横手に「童貞」と馬鹿にされるように、女性に奥手。

そのくせ実は無類の女好きなのだが、これまで女性とまったく縁のない人生を送ってきた。

 

しかし劇中では色々あって突然のモテ期が訪れる。

 

ツンデレが初心な男の恋心を弄ぶ、灰田役の石川恋

若さゆえの無邪気な一途さが男を翻弄する、アリサ役の萩原みのり、

そしてめがねを外したら美少女という伝統的少女漫画キャラの白石聖。

 

そんな美女3人が突然押井刑事の部屋に集合してしまうという萌えな設定。

妄想爆発だ。。。。笑

 

こういった妄想男子萌え萌え設定だけではなく、毎話でもゲストに美女が登場し押井刑事のみならぬTVの前の男性諸氏の妄想癖を大いにかきたてる。

実に初歩的だよ、ワトソン君。。。。。。

 

 

白石聖は若手でも一押しの女優さんだ。

今回のドラマでは「やっぱりおしい刑事」の4話で見事に変身してみせる。

 

Before 地味だが十分可愛いので、困る。

 

After やはり可愛い。ギャップに萌え~

 

順調にキャリアを積んでいるように見えるので、スキャンダルなど起こさずにチャンスをつかんでもっとたくさんの魅力的な役柄を演じてほしい。

 

あと、このドラマでは石川恋も好演していた。

劇中でも押井刑事に言っていたように、あのツンデレな感じで「変態・・・」と吐き捨てるように言ってもらいたい。。。。。妄想でした。