藤野涼子。
結構昔からいろんなドラマに映画に出ていたのね。
日本時代は全然TVとか見れてなかったので知らなかったけど、
今回の「ミヤコが京都にやって来た!」の冒頭のシーンで、どっかで見たことある子だなあ、、、、と思って調べてみた。
そしたら「ひよっこ」とか大河ドラマとかにも出ていたのに、それらではなく観たのは「クリーピー 偽りの隣人」という黒沢清監督の映画。
黒沢清の映画は「散歩する侵略者」も観たが、どちらも迫りくる得体のしれない恐怖という、黒沢清お得意のホラーで、さすがの面白さだった。
特に「散歩する侵略者」の長澤まさみはよかったなあ。。。。
と、また話が逸れてしまう。
その映画で藤野涼子は怪しい隣人である香川照之の娘役で出ていて、ちょっと印象に残っていたのだ。
彼女はまだ22歳らしいが、もっと大人っぽく見える。
が、ところどころ見せる表情に少女らしさも覗かせたりと、揺れ動く年齢をナチュラルに表現しているところが魅力だ。
宮部みゆき原作の「ソロモンの偽証」で一度も主演を張ったことないのにオーディションで選ばれる(しかも当時15歳)など才能は折り紙付きのよう。
「ミヤコが・・・」でも12年会っていなかった父との距離感を徐々に縮めていく過程の演技は、惹き付けられた。
個人的には泣くシーン、感情を爆発させるシーンはもっと彼女の本能を見てみたい。
例えば、長澤まさみや、有村架純、高畑充希とか、藤野と同年齢の頃の彼女らの泣くシーンは、ぐっときたが、藤野にはまだそれがない。
ちょっとした間とか、顔の傾け方とか。。。。
でもこれからが楽しみな女優さんであることは間違いない。
ピュアな側面に色気も併せ持っていると思うので、次回はそういった彼女の持つ魅力を堪能できる作品を主演でぜひ。。。。。