黒木華のドラマを観ようと探していたら見つけたこのドラマ。

 

益田ミリ原作(ちょっとほのぼのしたゆるい感じの作風で、するどく真理を突くのが得意な作家)で、昨年9月にアマゾンプライムで先行配信して、今年テレ東で放映されるそうだ。

 

全編きれいなライティングとカット、映像で、BGMも昭和レトロな音楽が、ロケ地の葉山の風景や江ノ電、黒木華の昭和顔にピタリと合っている。

 

黒木華は昭和か大正が舞台の劇をやるとするなら、本当にマッチする雰囲気を持っていると思う。

 

物語は両親が海外に出ている間、黒木華演じるちはると、弟・順平の二人生活を中心に描かれる。女の事を全然わかっていない世間知らずの弟に、女の本性を容赦ない表現で教えていく姉。

最初は「こういう姉ちゃんがいてくれたら、女の心理を理解するようになり、女あしらいが上手になるのだろうか」とか呑気に見ていたが、だんだん玉ねぎの皮をむくように、女心の核心をこれでもかと弟君に説教していく姉を見て、弟君が女性不信にならないか心配になっていく。。。

 

だが、そんなことはなく弟君はすくすくと社会人として、男として成長していくのであった、、、笑

 

ちはると順平の姉弟は本当に仲が良い。

素直な順平と、ちょっと理屈こねる辛辣な姉、この関係性が二人の仲を良好なものにしているのかもしれない。

 

MATTはどちらかというと可愛くて面倒見たくなる妹が欲しかったのだが、もし姉がいたらどうなっていたろうか。

ちはるのような姉がいたら、毎日楽しかったかもしれない。

女兄弟がいなかったので、自分に姉がいたら、、、と妄想しながら見てしまった。

 

順平が上司の平岩紙と営業に出る際に歩く坂は、どことなく見たことあるなあ、と思っていたら明大駿河台キャンパス近くの錦華坂だった。懐かしいね。