年に一度の定期健診。
日本以外では、韓国で一回、アメリカでは前回駐在時には四回、、、かな。
メアリズビルに昔からある記念病院におよそ16年ぶりに行った。
見違えるほどきれいな新しい施設になっていて驚いた。
うちの会社がたんまり法人税を納めているからだろうか。
あまりに立派なので最初、どこの建物に入ればよいかわからず、それらしい建物の受付で聞いたら、隣のビルだと教えてくれた。
あらためて隣のビルで申し出ると、アー行ってこう行ってと教えてくれたが、日本のように親切な表示もないのでやはり迷う。
しかし、こちらはみな親切なのでちょっと聞いたら教えてくれて、無事受付に到着。
全て英語での会話だが、2度目の駐在で英語力も多少向上し、かつ、病院側も何年もうちの日本人駐在員を受け入れているので手慣れている。まったく問題ない。
(ただ英語が標準以下の人はおそらく無理、、、どうやってしのいでいるのだろうか。。。)
最初は視力検査。
機械はほぼ同じも、日本と違った質問項目なので英語がわからないとつらいだろう。
問題なくクリア。
次に心電図。
これは日本の会社の健康管理センターの方がイージー。
陽気なナースの女性はコードがいっぱいあって大変よ~、とか言いながらつけていたが、確かに多い。。。
それが終わるとドクターが来て問診。
結構なおじいちゃん先生で、ここは初めてかと聞かれたので2回目の駐在です、と答えると、前回会ってるかもね、、、、と言われた。
そういわれると、見たことあるような気もしてくる、、、、笑
問診、触診結果はいつもの通り、非常によろしいと褒められた。
そして最後に聞かれるあの質問。
「バックはチェックする?YES or NO?」と聞かれる。
渋川清彦風に言うと、「お尻の穴チェック(前立腺検査)する?しない?どっち?」
聞かれないでいきなりズボッっとやられる駐在員も多い中、これはラッキー。
「い、いえ、NO THANK YOU」と言うと、なぜかうれしそうな顔をして、
「OK!」と固い握手。
ドクターも、MATTも共にできれば避けたかったのだ。。。。
そこには言葉は無くても通じ合う、男と男の固いきずながあった、、、、、笑
ちなみに。。。。。
16年前は、この前立腺検査はちょっとユニーク?な方法だった。
MATTは一回おじいちゃん先生にやられたが、パンツを脱いで、邪魔な「ポール」はガーゼで摘ままれてどかされ、「ボールズ」をにぎにぎされながら「咳してください」と言われる。
それで終わり。
駐在員の間では、あれで何がわかるのか、、、、と七不思議のひとつだった。
その検査、次の年は女医さんが担当だったが、同じように「やる?」と聞かれて、
さすがに、、、、、と断ったら、笑顔で「あなたまだ若いから、しなくても大丈夫ね!」と。
お尻の穴チェックは日本でもあるが、この「ポール&ボールズ」チェックは、いまだにその効能がよくわからないままだ。。。
最大の危機?を乗り切ったMATTは、次に検尿と採血へ。
その後聴覚検査。
聴覚検査は機械がイマイチなのか、音が鳴っているかいないか微妙にわかりづらかった。
しかもブースが非常に狭く、これ、デブのアメリカ人は入ったら挟まって出られないのではないだろうか、、、とか考えて全然検査に集中できず。。。
終わって最後に胸部レントゲン検査と、バリウム検査。
日本は昨年あたりからバリウム検査と血液検査(ABC検査)の選択制になり、昨年はバリウムを飲まないABC検査にした。楽だった。
しかしこちらはまだバリウムだ。
若い検査技師の女性が色々説明してくれて、ぐるぐる回る間も若いにいちゃん先生とともにサポートしてくれ助かった。
あれって日本語でも細かな指示を出され、人によっては指示内容がわかりづらい。
英語ではなおさら。
面白かったのは日本は患者だけブースに入り、技師は部屋の外からマイクで支持を出す。
こちらは技師の二人は放射線を遮断するベスト?みたいなのを着て、設備のすぐ横で直接指示しながら撮影をしていくのだ。
すべて終了して最初の受付に戻る。
レントゲン検査室は受付から遠く、迷ってしまうので女性技師が途中まで送ってくれた。
みんな親切だ。
最後に下剤とミールクーポン(朝食用)をくれて終了。
結果はwebサイトに登録したら数週間後に観ることができるという。
時代は変わった。。。。
そして朝食をとる食堂も変わった。
16年前は本当に病院の食堂、、、、といった殺風景な場所、で出てくる料理も体に悪そうなものばかり(脂っこいものばっかり)だったが、またも迷いながら(途中で親切なスタッフのおばさんに助けられて)たどり着くと、そこはこぎれいなカフェテリア。
うちの会社のカフェのように近代的でメニューもヘルシー。
4.75ドルのクーポンでオムレツやらベーグルやら食べられて、朝から何も食べてなかったので美味しくいただけた。
8時少し過ぎに受付に入り、10時前には終了。
日本の健康管理センターの方がシステマチックでチャキチャキと進むが、アメリカのシステムはまあのんびりしていて、これはこれでいい。
日本人は、というか東アジアの民族はみんなせっかちなんだろうね