「少年ジャンプ」派だった(後に少年マガジン派になるが)MATTにとっての衝撃は、寺沢武一の「コブラ」と荒木飛呂彦の「魔少年ビーティ」だった。

この2人の画風、作風、世界観は少年だったMATTにとって、漫画の持つ表現力の無限の可能性を教えてくれた気がする。

 

荒木飛呂彦といえば、「ジョジョの奇妙な冒険」や「バオー来訪者」なのだろうけど、MATTにとっては断然「魔少年ビーティ」だった。

あの漫画を最初に読んだ時の感動は忘れない。

 

それはともかく、ジョジョのサブキャラである岸部露伴のスピンオフを実写ドラマ化したのがNHKの「岸部露伴は動かない」だ。

(ジョジョにおける岸部露伴というキャラをすっかり忘れていた。。。)

 

高橋一生は、あのノペッとした2次元的な顔の感じが、荒木飛呂彦のキャラと上手くかぶってくれる。それだけに、共演の飯豊まりえのシュッとした顔はいただけない。

もっと、こうなんというかノペッとした感じがいいのだ。

じゃあ、誰がいいかと言われると、難しいが、、、、

 

話は「六壁村」を舞台にした5話、6話が秀逸だ。

市川猿之助はうますぎてずるい。

6話の内田理央は「恋がヘタでも生きてます」で、われらが(?)土村芳ちゃんをイジメる嫌な女を演じ、渡辺大知は言わずと知れた、イケメンでもないのに美人女優と次々共演する憎い奴。

 

あ、あと3話の「くしゃがら」も、言霊を題材に背筋がスッと寒くなり〇。

 

荒木飛呂彦のおどろおどろしい世界観をまずまず表してくれていて、見ごたえはあったと思う。

原作がまだあるのなら、続編も期待したい一品。