フリージングレインの怖さはわかっていた。
が、オハイオの冬は15年ぶり、すっかり甘く見ていた。
木曜に猛威を振るったウインターストームから今日まで一歩も家の外に出ていなかった。
実に3日間ヒッキーだった。
今日は買い物に行かないと食材が足りなくなるので、10時過ぎに外に出てみた。
しかし、、、
いきなり玄関の5段ほどの階段で、積もっていた雪に足を取られスっ転びそうになる。
幸い手すりをつかんでいたのと、こう見えても足腰は意外に粘り腰で、ちょっとやそっとでは腰砕けにならない(子供のころ自宅のビルの五階まで毎日駆け上がってたからか・・・・?)
よく見ると雪が低温で凍ってしまっていて、ステップに傾斜がついている。
これは危険だ。
すぐに靴で雪を払って、そのあと融雪剤をまいてみた。
車は4日間放置したためガチガチに凍ってしまっていて、解氷剤を使ってもなかなか氷が溶けない。氷の暑さが5mmほどになってしまっている。
ドアもトランクも凍ってしまって開かない。
解氷剤をバンバン使い、車のエンジンをかけて暖気を行うが、それでも実にゆっくりゆっくりとしか氷は溶けていかない。
MATTの部屋は北向きなので、駐車場も夕方少し日が差すだけ。
これでは固まった氷は全然溶けない。
30分ほど解氷剤をかけながら雪や氷を除去し、同時に車の周りに溜まった雪も除雪する。
スコップが無いので手や足で、、、、
ちなみにこの後買い物に出かけHOME DEPOTにスコップを買いに行ったが無く、店員に聞いたら売り切れ、、、MATTのほかにもオジサンが買いに来ていたが、二人ともしょぼぼんとして帰る。早く買っておけばよかった。雪が降ってからはほとんど店頭に並んだところを見ていない。
窓の氷が溶けたのを見計らい、車を少し動かして日の当たる場所まで移動する。
車を出す時も一苦労。セダンのFFなのでハンドルを右に左に切りながら、雪を除去しつつ後退して出る。
アパート内は除雪されているものの、除雪した雪を置く場所が無いので道路が狭くなってしまっている。
管理事務所の前は遮るものもなく、陽当たり良好なのでここでしばし車を温める。
さすがお日様の力はすごい。
ボディの氷は溶けていったが、ワイパーのところに溜まった氷は層が厚く溶けそうにない。
ワイパーが使えないと走行時危ないので、いったんアパートの部屋まで戻って3回ぬるめのお湯でワイパー付近の厚い氷を溶かし、何とかワイパーが動かせるようになった。
ここまででおよそ45分くらいだったろうか。
普通の雪ならこんなことにはならないけど、フリージングレインとその後の低温日の連続で、かなりひどい状況になってしまった。
また雪が降った時のために、スコップは調達しないといけないけど入荷するかなあ。。。