このドラマもたまやんに勧められて見た、という汚点が残るが、、、笑

2016年のドラマだから、もう6年前。

福知山にいたころだから、そんな昔かあ、、、、、

 

3日かけて一気に見てしまった。

「北の国から」が好きなMATTは冒頭からすんなり入り込めていけた。

北の地、決して楽でない暮らし、貧しいながらも懸命に生きる人たち、、、、

フォーマットが整った群像劇だが、そういったテーマは、、という人でも楽しめると思う。

 

基本的にありえないほどいい人か、よくいる普通の悪意を持った人しか出てこない。

そのありえないほどいい人に、有村架純と高良健吾をあてたのは正解だろう。

特に、音を演じた有村架純のにじみ出る無垢な感じは、彼女しか出せないのではないだろうか。彼女以外では考えられない配役だと思う。

 

高畑充希も重要な役で出ている。

有村架純と高畑充希に共通しているのは、所作や立ち居振る舞いが美しいことだ。

女性的な美しさが自然と出せるのは、生まれながらの女優だからだろうか。

 

森川葵もまだこのころは若かった。とても難しい役を演じ切っているが、有村・高畑の二人が相手ではかすんでしまうのが可哀そう。

でも彼女は前からいい女優さんだな、と思ってたので今後がすごく楽しみ。

 

田中泯や、八千草薫といったベテラン俳優と若手俳優たちの共演というのもいい。

誰が演じてもいいような脇役に、永野芽郁、松本穂香、芳根京子が出ているのも、今から思えば贅沢。みんな今では主役級だ。

満島ひかりや、大谷直子、柄本明、草村礼子なども贅沢。

 

ドラマは最後まで展開が読めないので楽しめる。

第一章はあまりに暗く、嫌なことばかり起こるが第二章以降は人の温かさを感じるエピソードがちりばめられ、タイトル通り泣けてくるシーンが連発。

 

料理したり掃除したりと言った登場人物の生活が繊細に、丁寧に描かれるので彼らの生き方や心情やらがスッと入ってくる。作り手の真面目さが伝わるドラマだと思う。

 

真面目といえば、なかなか難しい恋愛関係を描いていく中で、安易に都合よい展開に流れないところ。2人の恋は最後は観るものが納得できるところに行きついた。

安心して観ることができる良質なドラマだと思った。

 

「北の国から」は家族の愛憎劇、このドラマはピュアな恋愛がテーマだが、泣けるシーンがたくさんあるので、心がささくれだった時にまた観たいな、、、と思ってしまうかも。

 

主題歌、「明日への手紙」買ってしまいました。。。。