179分という最近の映画では長い方だが、文学作品ではこのくらいの長さの映画は普通だ。

 

観たいと思っていてやっと観ることができた。

西島秀俊は好きな俳優さんだが、彼の魅力を語ろうとしてもなんと表現してよいか難しい。

年を重ねるほど深みが出てきていて、これからが楽しみだなと思う。

 

内容は非常に重い。心と気持ちに余裕が無い時は観ないほうがよい。

しかし、大切な人を亡くした経験のある人には、本当にいろいろと考えさせてくれる、そういったきっかけを与えてくれる優しい映画だと感じた。

誰しも亡くなった人とは二度と対話ができないし、相手の気持ちも聞けず、自分の思いも伝えられない。

だからこそ、生きている人たちは一生、自分自身と真摯に向き合って生きていかないといけないのだ。

 

少し経ったらもう一度観なおしてみたい。原作も読んでみようかな。

 

それから、映画のもう一つのテーマであるクルマ。

原作と同じく(?)こだわりを大切に作られているところに好感が持てる。

クルマに愛情を感じられる人にとっては、とても気持ちの良い映画だ。

 

こちらに来て3月末で一年。

結局日本に一時帰国はできなかったし、今年もどうなることやら。

日本に置いてきたType-Rのことを思うとなんとも、、、

もし任期通り5年、駐在したらいったいその間にどの程度運転することができるのか。

そんなことを考えて、また切なくなった。。。。笑

 

2016年、鳥取方面に行く途中、「日本のハワイ」で有名な道の駅はわいにて。