火曜日のことだった。
帰ってきたらドアに紙が挟んである。
前の部屋に住んでいた時もあった。
その時は家賃の請求書だった。
で、すでに払っていたのに、行き違いで送られてきたようだった。
またそれか、と思って見てみると何やら覚えのない延滞料金支払い請求が書いてある。
やれやれ、、、と事務所に行ってMs.Oに問い合わせてみた。
Ms.Oは笑顔で受けつけ、いつものように軽快にPCを操作した。
彼女もMATTが毎月きちんと支払っているのを知っているので、これおかしいわね、ちょっと本社に問い合わせるわ、と言う。
しかし、はたと何かに気づいてこう言った。
「毎月の保険料が支払われてなかったのよ!ほかの項目は間違いなので払う必要ないわ」
そういえば、契約の際に毎月11ドルの保険を払うことになっていたのを思い出した。
8月、9月とそれを家賃とともに払わないといけないのに、MATTもアパート側も忘れていたということ、、、、、
特に延滞料金もいらないので、2か月分払ってくれたらいい、ということだったので翌日チェックを持って事務所に行った。
来月分からは忘れずに家賃+保険料を支払わないといけない。
一緒に居合わせたMs.Jと、Ms.Oに渡すと、いつものように両手の親指を立てた大げさなOKポーズで「Perfect!!」と笑顔で受け取り、一件落着。
管理が全然できていないという点では全然Perfect!!じゃないだろう、と思うのだが、まあいいのか。2人のキャラにも慣れてきた。
これぞアメリカである。。。。
先日の免許再発行のドタバタの日。
その日は一日モヤモヤした気持ちだったのだが、途中寄ったTARGETの駐車場での出来事がほっこりさせてくれた。
駐車しようとしたら目の前にCR-Vがパーキングから出ようとバックしていた。
すごいノロノロなので遠くで待ってあげて、すれ違う時に運転席を見ると、サングラスをかけた白髪のおばあちゃんがかわいらしくこちらに笑顔で手を振っていた。
待っててくれてありがとう、ということだったようだ。
こちらも笑顔で手を振り返した。
ちょっとしたことだが、アメリカではこういったお互いに気持ちよいコミュニケーションを大事にする文化がある。
だんだん変化していくアメリカの文化だが、こういういいところは大切にして残してほしい。
今日は9月11日。
同時多発テロ事件から今年で20年だ。
20年前の今日、宇都宮のアパートでかみさんとニュースステーションを見ていたっけ。
娘はまだ2歳だった。
きれいな青空を背景にそびえたつ二棟のビルに、航空機が突っ込んでいく映像は衝撃的であった。
今日もあの日と同じような快晴で、朝から穏やかなよい天気だ。