2002年~2007年の約5年間駐在したオハイオ州・コロンバスに、約14年ぶりに戻ってきて生活をはじめ、はや1か月。
この20年で変わったな、、、、と気づいたことを徒然に記しておきたい。
「仕事」
前回は、北米市場は空前の好景気でイケイケどんどん。
リーマンショックのおよそ数年前、車は売れに売れて自動車会社も部品メーカーも、新工場建設検討に、エキスパンション。
とにかく造れよ売れよで、仕事もダイナミックなもので楽しかった。
米人アソシエイトも能力高いメンバーがそろい、一緒にいろんなことにチャレンジできて充実していた
今回、、、、市場の成長は鈍化、成熟市場となり新たな投資をする機会も減った。リーマンショックで多くのアソシエイトが会社を去り、経験の浅いスタッフで仕事を回している状況。
駐在員の数も20年前の半分以下、コロナでリモートワークが進み、米人はほとんど会社に出てこない。他愛もない会話でお互いの距離を近づけていくのに、今の職場ではそれも心もとない。
社長が将来、自動車の100%電動化を実現すると発表してからというもの、内燃機関の部品を供給するサプライヤーさんは将来に不安を抱えて仕事をすることになった。
むろん、自動社会社の従業員もしかりである。
正直、明るい話題がないのが現実。
これをどうやって、前向きなエネルギーに変えていくのか。。。。悩ましい。
「生活」
何度も書いたがリモートワークの普及で、会社に張り付かなくてよくなったのは素晴らしい。
朝早く出て夜遅くに帰る。。。。または片道50kmを毎日通勤、、、、
そんな非効率ともおさらば。駐在員の肉体的負担もかなり軽減されたと感じる。
ファーストフード店では(日本でもそうだが)、タッチパネルで操作しオーダーができるので、英会話の訓練にはまったく役に立たない。
ここは敢えてドライブスルーを使って鍛えるしかない。
最近では電気会社などの契約の電話も日本語サービスがあるらしい。不動産屋も医者も、日本語が通じるところがある。
しかし、そこは敢えて英語しか通じないところを選択し、英語力を鍛えるべし。。。
市中の店のレジなどを見ると、以前は白人が多くそこにヒスパニック系が少々、、、という感じだったが、最近はヒスパニック系、アジア系が多く目につく。
またTVのCMなどでは、黒人、アジア人など非白人の登用が目につく。
レイシズムの台頭に対し、大手企業は多様性を前面に出してイメージupを図ろうとしているようだ。この現状自体が歪んでいるのかもしれない。
「交通」
ランアバウトがとにかく沢山できているのには驚いた。
ポリスカーは以前書いたが、ほとんどがSUVタイプ。
ダブリンPOLICEはアイルランドの四葉のクローバーをイメージしたやや濃い緑色で、しかもパトライトがLED化で薄型になったので、遠目には一般のSUVと見分けがつきにくい。
また会社までの道(33号線)は65マイル規制から、70マイルにup。
車の高性能化により平均時速もあがり、昔は65マイル+10マイル(ギリギリ捕まらないスピード)で走っていたのが、今では80マイル近く(約130km)となり、かなりスピードも速くなっていて、なかなかスリルあり。
あの頃はCIVICで走っていたが、今はアコード。快適ではあるが、走りはつまらないね。。。
路上はセダンが減り、ピックアップトラックやSUVが闊歩している。
MATTもCR-Vくらいチョイスしたいのだが、、、、残念ながら駐在員はアコードかシビック。
(家族はCR-Vかオデッセイが選べるのだが)
あとはコロナのせいで、なかなか外食ができない、ということかな。
それからアメリカ人がみんなマスクをしている、というのは以前なら到底想像できない世界だった。
まだまだたくさん変化はあるのだが、それはまた、おいおい書くとしよう。