そうなのだ。。。

 

今日で赴任1カ月。

そのご褒美にHonda Jetに乗せてもらえたのだ。

 

そんなわけない。

VIPの出張に同行するために、たまたま乗る機会ができたのだ。

しかもこんな早くに。もう帰国してもいいと思った。。。。笑

 

フライトは12時過ぎ。会社総務から連絡が入りHonda Jetより機材に問題発生したため別の機体を使うため少し遅れると連絡。

 

時間を調整しやや早めに空港に向かった。

空港へはホテルから10分弱。

アメリカには大中小あわせて10,000ほどの空港があるという。

だから、日本では考えられないが気軽に飛行機を飛ばして移動することができるのだ。

 

今回飛ぶ空港は、もともとドン・スコット・エアポートという名前のオハイオ州立大学(OSU)所有の飛行場だった。

しかしおよそ15年ぶりに行ってみると、名前も変わっており、、、、

 

なんだか立派なビルディングになっている。

驚いたぜ。。。

 

確か15年前はこの古ぼけた建屋の一角にちっちゃなロビーがあって、そこで搭乗手続きしていた。

 

中に入ってみると立派なロビーに、2階にはレストランがあるらしい。

しばらくすると、Honda Jetの機長さんがやってきて、丁寧なあいさつをしてくれた。

これも以前のチャーター機とはえらい違い。

ちゃんとホスピタリティ教育がなされているらしい。

 

パイロットさんにこのビルディングはいつできたの?と聞くと、ロビーの空港スタッフに聞いてくれて2018年にできたことがわかった。

そりゃあ、新しくてきれいだね。

 

天井にはこんなものまで。

 

機長さんによると、燃料補給も終わりつつあり、もうすぐ飛べるとのこと。

しばし待っているとVIP登場。

飛べる準備ができたといわれたので、いざ駐機場へ。

以前はフロントで手続きしていたが、それもフリー。

エグゼクティブな感じ。。。(MATTは一般人だが)

 

少し歩くと、Honda Jetがそこにあった。

 

 

かっこええねえ。

 

機内の様子。

 

コックピットは飛行機のそれというより、車の運転席みたい。

さすが自動車会社が設計した飛行機だ。

モニターは大型液晶、ボタン類はタッチパネルで後ろから見ていると操作しているのがよく見える。ハイテク機という感じのオペレーション。

 

4席あり、広さは十分。ややヘッドスペースがタイトだが気にならない程度。

特筆すべきはその静かさ。

以前何度も乗ったサイテーションとか、普通の中型ジェットは非常にエンジン音がうるさい。

このため機内でしゃべるのは大声出さないといけないのだが、Honda Jetはエンジンの騒音レベルが非常に低い。このためVIPとお話するのも、普通の声量で十分。

(今はマスクをしているので、多少声を張り上げるけど)

 

また滑走路から飛び立つ際も、短い距離でテイクオフしたように感じた。

軽量でパワーがあるからだろうか。

 

座席の後ろにはシートがあり、このシートを跳ね上げるとトイレがある。

ちなみに「小」しかできないそう。

 

扉を閉めるとこんな感じ。

 

レバーを横にすると、上の写真の足元のプレートが降りてきて、完全に個室になる。

レバーを縦のままだと、アメリカによくある足元が開いているトイレに、、、

 

広大な大地を見下ろす。

 

コロンバスを出るときは曇り空で肌寒かったが、約40分ちょいの現地では快晴。

夕方に帰ってきたら、コロンバスも晴れてたけど。。。

 

ちなみに昼食は機内で。

お約束のサンドイッチ。

美味しいのだけど、一年分くらいのハムが挟んであり食べるのに一苦労。

あの1/3の量でいいんだけどね、日本人には、、、、

 

ということで、駐在して1カ月でHonda Jetに乗れたのはなんとも幸運。

自動車業界は電動化などで、非常に難しい時期にきていてあまり明るい話題も少ない。

エンジンが無くなるとか、車好きで今の会社に入った身としては、なんとも残念で未来に夢が持てない。

 

そんな時にこんな革新的な乗り物に乗れたのは、なんともうれしい限り。

Hondaが最近失いかけている「Honda Spirit」を久しぶりに感じることができた。

それが今日の一番の収穫かな。。。。。