池脇千鶴という女優。

MATTの一番好きな女優さんかもしれない。

彼女が20代のころから好きだった。

 

中井正広主演のドラマ「ナニワ金融道」での演技。

相棒でゲスト出演した時の演技。

そして極めつけは、NHKのドラマ「火消し屋小町」での演技。

 

どれも2000年代前半だが、このころの池脇千鶴は輝いていた。

可愛い、だけではない。

20代とは思えない演技力と、役へのこだわり。

多彩な役をこなし、すべてにおいて完成度が高い。

ほんとにすごい女優さんだと思っていた。

 

その後、ほとんどTVドラマには出なかったが、2012年のNHKドラマ「タイトロープの女」でまたお見かけした。ここでも演技巧者の高岡早紀と火花バチバチの緊張感あふれる演技っぷりに魅了された。

 

今回の「その女、ジルバ」は久しぶりの主演ドラマ。見ないわけにはいかない。

10話見終わって、ほんとに大満足であった。

わきを固める俳優、女優さんも一流どころばかりだが、まったく引けをとらないどころか主演女優としての風格は見事なもの。

ネットでもその役作りへの真摯さを評価する記事が多いが、まあ、百聞は一見に如かず、彼女の演技を見てもらえばわかるよ、って言いたい。

年を重ねて深みを増していく、人生そのものを演じる数少ない女優さんだろう。

 

今回のドラマは、良質な舞台を見ているようでとてもよかった、ということも付け加えておこう。

 

あまりに良かったので、つい「火消し屋小町」のDVDをクリックしてしまった。。。。

久しぶりに見たくなったもんで。。。