
今の職場は工場があるので、安全祈願の神棚を設置すべきなのだが、
会社設立時よりずっと神棚不在だった。
これを見た、信心深い本社の事業副部長のM谷さんが、栃木出張の際に日光東照宮に足を伸ばしてお札を買ってきてくれ、曰く「ぜひ、神棚を買って祭ってほしい」とおっしゃった。
そこで早速指示を出して神棚を購入、近隣の神社に予約を入れてもらい先週木曜にお祓いしてもらいに行ってきた。
MATTのアパートからも歩いて行ける、一宮(いっきゅう)神社。
イッキーさんと、ベテラン庶務のK垣女史の3人で社用車のフリードでGO。
到着したらまだ予約時間には早く、先客の若い男性が二人、おそらく受験合格祈願か何かの願掛けを行っていた。
待合所でしばし待つこと10分、境内内のアナウンスで呼び出される。
神主さんに神棚を渡して説明するがここで少しトラブル。
ひとつは神棚を組み立てないで持って行ってしまったので、神主さんに組み立ててもらう珍事発生。。。。ww
申し訳ない。。。
それからもう一つはお札の件。
今回はM谷さんの強い要望もあり、日光東照宮のお札を持って行ったのだが、これには多々問題ありとの神主さんの指摘。
・通常は天照皇大神宮、氏神神社、崇敬神社の3つのお札を入れるのだが、日光東照宮は徳川家康という「現人(あらひと)」を祭った神社なので、その場合は現人神と通常の神様を同じ神棚には祭れない。
・このため3つのお札を入れるか、東照宮のお札のみを入れるかを決める。
ということらしいので、ここはM谷さんの想いを遂げるため後者を選択。
すると次にまた問題が。
・徳川家康は男性であるので男の神である。しかし今回持ち込んだ神棚は女性用。
見分け方は屋根の上にある鰹木が6つある(偶数)は女性の神(天照皇大神宮)用で、男の神用には5つ(奇数)にしないといけない。
このため後でよいので3つ、5つなどバランスよく配置できるよう改造してください。
ということだった。
この点は早速戻ってから総務GrのなんでもできるAKさんにお願いしたら、その日のうちに完璧に改造してくれた。頼れる男だ。
今回は持ち込みのお札だったため、願掛けは行わずお祓いのみの実施。
(他所の神社のお札を願掛けするのは、当該神社の神様に失礼という理由。ごもっともです。。。)
神社の中はストーブがあり暖かいものの、お祓いは半外で行うため足元から冷たい空気が迫ってきて、短い時間の儀式だったが結構辛かった。
神主さんはこの寒い中大変だろうと思う。
3人で榊を奉納し無事神事は終了。
終わってからも神主さんから神棚の扱い方について、いろいろ教わった。
お札を奉納した扉は、お札の確認をする以外は決してむやみやたらと開けてはいけないこと。開ける際もマスクと手袋を着用で行うこと、などなど。
M谷さんが東照宮のお札を持ってきてくれなかったら知り得なかった、神棚のうんちくがいろいろ聞けて勉強になりました。
神棚って商売でもやってない限り(またはよほど信心深い人でない限り)、
身近に接することないもんな。
オフィスの壁に新たに作られた神棚を見ながら、「知る」ということは楽しいことだなと改めて感じるMATTであった。。。。