~1で貼りきれなかった写真を。。。


宮殿の壮大さと、景観の美しさは、
日本のそれと違い、やはり大陸文化の力強さを見ることができる。
日本の「箱庭的美意識」とは、明らかに異なる。
遠くの景色も巻き込んで、建造物が映えるという点で、
より、スケールの大きさを感じるのだ。
さて、仁寺洞へ戻ろう。
多くの観光客は地元の人でにぎわうが、
不思議と歩きづらさや、不愉快さはなかった。
混雑していても、日本同様にみんなぶつかることなく器用によけていく。
Markさんは、30年以上前の韓国での生活について、
いろいろ話してくれるのだが、その記憶力がすごい。
事件などは、曜日や時間まで覚えているのだ。
もともと、彼の記憶力はすごいと思っていたが、
インスクさんも、苦笑いしながらも、楽しんでいるようだった。

それにしても、2人ともとても仲がいい。
いかにもアメリカ人カップル、という感じ。
でも、インスクさんは、韓国人でありながら、
ここでの印象があまりよくないらしい。
みんな声が大きく、店員も親切さに欠ける。
日本のほうが、いいという。
インスクさんもまた、自国よりも海外での生活が長くなり、
その結果、自らのアイデンティティが失われつつある現実に、
戸惑いを感じている人たちのうちの、一人かもしれない。

途中で、インスクさんがこれを買ってくれた。
よく見かけるやつだが、小麦粉を捏ねて、砂糖でできた蜜を入れ、油で揚げる。
原材料はただ同然の、このスナック。
旨いのだが、かなり油っぽい。
韓国の家庭でよく作るお菓子なのだが、屋台ではあまり食べないほうがいいかも。。。
仁寺洞の目抜き通りを抜けると、大きな交差点に出る。
そこでタクシーを拾い、トンネルを抜けて南に行くことにした。
かなり難航したが、何とかタクシーを捕まえることができ、乗り込む。
向かった先は、梨泰院(イテウォン)。
近くに米軍基地があったことから栄えた、ショッピング街である。
ハミルトンホテルを中心に、繁華街が広がり、
大通りは、韓国のどこにでもある土産物屋が雑然と並んでいるが、一本裏道に入ると、
何とも洒落たバーやレストランがあり、
異国情緒があふれる。
ここでは、Markさんが昔スーツを作ってもらったという店に連れていかれる。
それも30年前。。。
残念ながら、そこで今も働くおじいさん(アメリカ人?)は出かけていていなかったが、
もう一人の韓国人のおじいさんが、日本語も英語も話せて、
会話を楽しむ。
Markさん、インスクさんによると、生地の良さと腕は確かで、
なんとカスタムオーダーで35000円ほどで、スーツを作ってくれるとか。
しかも、お好みで、ブランドのボタンを付けてくれるらしい。
アルマーニでもなんでも、OKだとか。。。笑
それは、さておき、何ともユニークなお店なので、
もし機会があれば、お願いしたい。
それにしても、Markもよく覚えてるよな。。。。。
しばし、ブラブラとあたりをうろついて、
Markさんが、例の旧友に連絡を取った。
ハミルトンホテルで、5時45分に待ち合わせ、と決まったため、
少し時間をつぶすため、コーヒーショップで休憩。
その後、ホテルロビーに着き、
15分ほど待ったら、友人のMikeさんが登場。
もう60近い、小柄な黒人のオジサン。
飄々として、優しい目をしている。
フィリピン人の奥さんが、車で送ってくれたとかで、
その奥さん、わざわざみんなに挨拶しにきてくれた。
できた、奥さんである。
4人そろったので、近くのビルの2Fにある焼肉屋へ。
サムギョプサルを撮みながら、
Markさんと、Mikeさんが昔話に花を咲かせた。
34年ぶりというから、驚きだ。
でも、お互いに20代のころ、苦労した仲間ということで、
強い絆で結ばれているのが、話を聞いていてもわかる。
当時住んでいた、韓国の田舎の寮での話、要らないと言ってるのに、毎朝4時半に叩き起こされて、
朝ご飯を食わされる話や、毎日行動を監視されていて、スパイだらけだった、という話など、
聞けば笑える話ばかりなのだが、当時は二人とも大変だったろうな、と思う。
アメリカ人って、普通は海外で生活したがらない国民だが、
軍関係の仕事をしている人間は、世界中のあちこちで、相当すごい生活をしていると、思う。
Markさんも、韓国駐在ののち、3日で用意を済ませて、そのままアメリカに帰ると、すぐにフランスに飛び立った、とか、なんだか映画のような話を、笑いながらしていた。
インスクさんは、じっと、そういう話を聞きながら、
時折、日本語で、「面白い~?」と冗談めかしつつ、
男はなんでこんな話を面白がってするかなあ、みたいな目で訴えてくるので、
それも可笑しかった。
Mikeさんは、黒人訛りの英語で楽しそうに話しつつ、頻繁に煙草を吸いに席を立っていた。
韓国語を流ちょうに話すその姿を見て、インスクさんが韓国語で話しかける。
すると、これまた流ちょうに切り返す。
インスクさんいわく、「韓国人のおじいちゃんよ、彼は」。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、お別れの時間に。
梨泰院駅で、Mikeさん、Markさん、インスクさんと別れる。
Markさん、インスクさんとはハグをして、再会を誓った。
二人は、Markさんの定年後(6~7年先)に、韓国にやってきて永住することにしたらしい。
今回の旅は、そのための手続きのためだったようだ。
その頃にはMATTはすでに日本だろうが、
こんなに近い国だから、また来ることもできる。
そしたら、また「久しぶり!」と声かけながら、
会って、出かけて、新しい思い出を作りたい。
Markさんが、訪韓前に、メールをくれた時、下記のように書いてくれていた。
And here on my desk is the Pencil Holder which I think you brought me back from Mammoth Cave, Kentucky. Of course, I remember our great trip to Washington, DC. All great memories.
Let's meet in Seoul and make some new ones............
Regards,
Let's meet in Seoul and make some new ones............
Regards,