駐在先の社長のCHさんは、高齢であるが、山登りのスペシャリスト。
3000m級の山にも登る、本格派だ。
そんなCH社長の号令で、1泊2日のWORK SHOP(野遊会)に参加してきた。
韓国では、いまだに社員の結束を固めるため、社員旅行というのが存在する。
また、最近の山登りブームとCH社長の趣味も重なり、ハイキングコースを散策、という企画となった。
当初は、CH社長がかなりハードなルートを考えていたそうだが、結局は一般的なトレッキングコースに落ち着いたとか。そのため、装備も改めて用意することなく、運動靴に動きやすい恰好での参加に。
18日金曜日(会社は休みとなる)の7:30に、三成駅近くにあるオフィスビルの1Fに集合。
朝早くは結構肌寒い。
そこから60人強が2台のバスに分かれて乗車し、一路目的地に向かう。
ソウルから南へ約4時間バスに揺られてついたところは、韓国内で有名なトレッキングコースである、
Jirisan Dulre Course(3)。

どんなコースかわからないが、まあ、普通のハイキングコースであろう、と思っていた。
この時は。
全長は約8kmと、標準的なコースらしい。
4時間かけて歩いていく。
スタート前に、お弁当が支給された。
やはり、オープンエアでの食事は最高だ。
行きのバスからずっと一緒だった、KCさんと共に、MATTたちは6組中、6組目でスタート。
みんなで輪になって、気勢を挙げてからスタート。
気のせいでなく、空気が美味しい。
久しぶりに、リフレッシュできそうだ。
前にも書いたが、韓国の山村風景は日本と本当によく似ている。
しかし、日本と違うのは、大きな木(樹齢が高い)が少ないこと。
これはKCさんが言っていたのだが、国土が何度も戦乱で焼かれたので、大きな木が少ないとか。
KCさんと順調に歩いていく。
途中、1時間ほど歩いたところで休憩し、食事を。
マッコリの差し入れがあり、昼から気持ちよくなってしまった。

平坦な道ばかりではなく、当然足場の悪い個所も多々あり、
登坂、下り坂織り交ざり、進むにつれて、結構足にもこたえてくる。
だんだんと、MATTの組を人たちと離ればなれになっていってしまったが、
ちょうど半分くらいのところで、休憩所があり、
そこでみんな集まり、飲んで、食べる。
若い人が多いのもあるが、みんなよくしゃべり、食べ、飲むね。
韓国人はパワーがある。
30分ほど休んだのち、また歩き出す。
ここからは、結構ハードな道が続くようだ。
どんどん、山の中に入っていく。

前を歩く6人組は、じゃんけんして、負けたものがみんなのバッグを担ぐという、
あれで、はしゃいでいる。
みんな体力があり、どんどん歩いていくので、ついていくのが精いっぱいだ。
この集団がどうも先頭らしい。
「じゃんけんに参加しませんか!」と誘われたが、もちろん、断った 笑
日本の里山に似た風景を堪能しながら、KCさんと会話を楽しみつつ歩いていく。

柿の木のあるこの地点で、前を行く若者たちが、道を間違えたため、
ついていったMATTたちも余分に歩いてしまう羽目に。

MATT、実はススキが大好き。
昔、岐阜の田舎でよく遊んだ時の思い出かな。。。
日本の里山の風景には欠かせないアイテムだが、韓国も同じなんだろう。

こんな道も途中で現れ、つい写真を撮りたくなってしまう。
このあたりになると、歩き出してほぼ3時間。
KCさんとともに、もう終わりかな・・・などと言いながら歩き続け、
ようやく到着。
やった!
8kmを歩ききった。
44歳のオッサンでも、歩けるじゃないか。
やはり、ゴルフで鍛えていた足腰は、伊達ではなかった。
喜びをかみしめながら、支給されたジュースを飲んでいると、
運営委員会から、地獄の一言が。
「あと3km、歩きましょ!!!!」
なに・・・・・・?
どうも、最初は罰ゲームで一部のチームのみ、追加で歩くというプランだったらしいが、
どこでどうなったか、有志で行くぞ!となったらしい。
日本人チームは、IK副社長、Tさん、子会社のNGさん、MATTの4人だが、
いつの間にか参加することになっていた。
日本人は「NO」と言えない国民だから、仕方ない。
しかし、その巻き添えをくった、KCさんはかわいそうだった。。。

追加の3kmは、こんな岩場の道を昇っていくルート。
最初は、まあまあ楽かなあ?とか思いながら、KCさんと歩き出したのだが、
とんでもない、今までで一番ハードなコース。
途中、KCさんのペースが遅くなっていく。
無理しないように、ゆっくりと歩くことにする。
社長のCHさんは、何事もなかったかのように、どんどん歩いていき、途中で見えなくなってしまった。
とても66歳には思えない。。。
やはり、山登りで辛いのは、下りだ。
昇りは、自分のペースで歩けるが、下りは全体重が両足にかかり、
負担が大きい。
もう残りの1kmくらいは、足がガクガクになりながらの行進となっていた。
それでも何とか歩き切り、ゴールに到着。
さすがに、11kmも歩くと、もう精も根も尽き果てたという感じに。
ぐでーっと、へばっていると、社長のCHさんが、アイスクリームを若手やMATTたち日本人に、
持ってきてくれた。
こういう気配りのできるトップは、なかなかいない。
素晴らしい人だと思う。
しかし、自分の年齢でもここまでできるんだ、という自信になった。
また、山登りの楽しさも少し感じることができた、というのも収穫だった。
こうして、韓国では初山登りは、誰も怪我することなく無事終了。
第2部に続く。。。